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テラスカイ、AIを活用したテスト自動化・管理ツール「ACCELQ」を国内で販売
システム内製化を推進する企業の、テスト作業の負荷軽減を支援
2025年2月3日 08:00
株式会社テラスカイは1月31日、米ACCELQと、同社のテスト自動化・管理ツール「ACCELQ」に関する日本国内での販売契約を、2024年12月に締結したと発表した。同社では、Salesforceを導入し内製開発を推進する企業や、Salesforce開発のシステムインテグレーターを中心に展開する考えで、2月より本格的に販売を開始する。なお、国内での「ACCELQ」の販売権を獲得するのは、テラスカイが初とのことだ。
「ACCELQ」は、AIを活用してノーコードでテストの自動化と管理を行えるクラウドネイティブなアプリケーション。Web、モバイル、API、データベースなど、さまざまなプラットフォームのテストを自動化できるほか、テストの自動化を第一に考えられており、プログラミング知識不要でテストを実行できる点が特徴とした。
またACCELQ社の発表によれば、情報通信業の大規模Salesforceユーザー企業が導入したところ、数日間にわたる手動テストの作業を数時間に短縮できたほか、コストと労力が80%削減されたという。
一方でテラスカイでは、DX(デジタルトランスフォーメーション)の推進のため、企業におけるシステム内製化の必要性を早くから提唱してきたものの、内製化を実現した企業では、リリース作業とテスト作業の負荷が原因で、リリースサイクルを期待以上に早められないという課題が顕在していたとのこと。
このうちリリース作業の効率化については、2019年に国内代理販売を開始したリリース管理ツール「Flosum」によって解決してきた一方、テスト作業の効率化と負担軽減のための解決策を検討した結果、最適なテスト自動化ツールとして「ACCELQ」の日本市場への投入を決定し、ACCELQ社と国内販売契約を締結したとしている。