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ユニリタとキヤノンITS、業務可視化ツール「Ranabase」を活用した「SuperStream-NX統合会計」の導入支援を提供

 株式会社ユニリタは10日、キヤノンITソリューションズ株式会社(以下、キヤノンITS)と、互いの強みと顧客基盤を組み合わせ、顧客や社会の課題を解決する新しい価値を生み出すために、両社がカバーするさまざまな分野で協力関係を深めていくと発表した。

 連携により、キヤノンITSの会計・人事給与システム「SuperStream-NX」に、ユニリタの業務可視化ツール「Ranabase」を組み合わせることで、会計業務フローがテンプレート化された「SuperStream-NX統合会計」向け「アトリエキット」を提供開始した。これにより、SuperStream-NXの効率的かつ短期間での導入を実現する。

 SuperStream-NX統合会計向けアトリエキットは、キヤノンITS監修のもと、SuperStream-NXがパッケージソフトとして提供する標準機能の流れに沿った会計業務フローが、Ranabaseによりあらかじめ作成されている。このフローに業務を合わせることで、無駄のない、標準化された会計業務の再設計が可能となる。

 業務フローの各ステップには、そこで利用するSuperStream-NXの画面が明記されており、リンクをクリックすると実際の画面が起動し、その機能を確認できる。

 本テンプレートには会計業務フローの他、マスタ設定チェックリストが含まれる。マスタ設定チェックリストは、SuperStream-NXの設定手順のフローとなっており、フローから実際の設定画面を起動できる。フローに沿って設定内容を検討することで、抜け漏れのない効率的な導入を実現する。

 本テンプレートはRanabaseを使って編集できるため、導入事業者は自社のノウハウを生かしてコンテンツを追加、修正できる。また、独自のテンプレートを追加開発することで、さらなる差別化も図れる。

 ユーザー企業も、テンプレートを自社の業務に合わせて修正することで、業務フローの刷新や整備を効率的に行える。さらに、Ranabaseに内蔵のテキストエディタを使えば、業務マニュアルを作成して職場に共有できる。

 ユニリタは、今後もRanabaseの機能を継続して拡張し、テンプレートをもとにした業務フローの作成を効率化するとともに、業務フローやマニュアルを日々参照する利用者の利便性を追求していくとしている。

 キヤノンITSは、SuperStream-NXの設定内容や業務フローのテンプレート化を今後も拡充し、人事給与領域にも拡張することで、バックオフィス業務全般の効率化・標準化に寄与していくとしている。

 また、両社は、今回のソリューションの推進により、バックオフィス業務におけるDXの取り組みや業務標準化推進を支援していくと説明。導入企業の目標は、2025年度中に累計50社以上を見込むとしている。