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キヤノンITSとユニリタ、業務可視化とローコード開発を組み合わせた「プロセス志向のアジャイル型ソリューション」

 キヤノンITソリューションズ株式会社(以下、キヤノンITS)と株式会社ユニリタは7日、利用企業自らによる業務プロセスの可視化とアジャイル開発の内製化を支援する「プロセス志向のアジャイル型ソリューション」を、同日より提供開始すると発表した。

 この「プロセス志向のアジャイル型ソリューション」は、業務可視化ツールとローコード開発プラットフォームを組み合わせ、かつ特定業務を想定したテンプレートを提供するソリューション。従来は、「業務分析または要件定義フェーズ」と「実装フェーズ」とを、それぞれ別々に一から行ってきたが、このソリューションでは、両者を同時並行してテンプレートベースで推進できるため、短い工期で着実な成果を生み出せるという。

 具体的には、ユニリタの業務可視化ツール「Ranabase(ラーナベース)」を用いて、対象業務プロセスを改善するBefore/Afterの姿を想定した業務プロセスのテンプレートを提供する。これによって顧客企業は、現状業務の可視化、課題と対応策の特定、あるべき姿の業務プロセスの定義を、コンサルテーションを通じて体験できるとした。

 また、キヤノンITSのローコード開発プラットフォーム「WebPerformer」により、対象業務に必要とされるシステム機能の部品群をテンプレートとして提供。あわせて、エンジニアが開発をリードすることにより、高品質なアジャイル開発を体験できるようにする。

 さらに、業務プロセスをデジタル化できるだけでなく、そこで生み出されるデータをどのように意思決定に生かすかを検討するといった、データドリブンな改善サイクルを構築する点も特徴とのこと。

 なお、このソリューションは顧客企業が短期間で習得可能なやさしさ、使いやすさを備えているので、Ranabaseによる業務プロセスの編集方法、WebPerformerによるアジャイル開発方法の実践を通して、各種の活用法を短期間に習得できるとアピールしている。