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TIS、企業のAPI連携ビジネス活用支援サービスにセキュリティ対策強化メニューを追加
2024年10月29日 11:00
TIS株式会社は28日、企業の安心・安全なAPIの活用・公開を実現するため、F5ネットワークスジャパン合同会社のセキュリティクラウドサービス「F5 Distributed Cloud Services(以下、F5 Distributed Cloud WAAP)」を連動させたセキュリティ対策強化メニューを提供開始した。
TISの「API連携ビジネス活用支援サービス」で提供されるAPI連携プラットフォームは、APIの品質向上と均質化、安定的な提供に向けて開発・運用・分析といったフルライフサイクルAPI管理に必要な機能を一括で提供している。
F5 Distributed Cloud WAAPは、WAAP(Web App and API Protection)の機能要件であるDDoS保護、WAF、Bot対策、API保護機能を備え、マルチレイヤーのセキュリティ対策の機能を提供するSaaS型セキュリティサービス。TISのAPI連携プラットフォームと連動させることで、フルライフサイクルAPI管理機能に加えて、新たにWAFによるWebアプリケーション保護、ふるまい検知による怪しいリクエストの遮断、悪意のあるユーザーの検出、使用している全APIの可視化などの機能が利用できる。
API連携プラットフォーム セキュリティ対策強化メニューは、マルチクラウド環境に対応し、環境を問わずにセキュリティ対策を講じつつ、APIを通じたビジネス拡大・創出に寄与できる。管理者はそれぞれのクラウドプロバイダーで提供されているWAFマネージドサービスの設定・管理を行う必要がなくなり、F5 Distributed Cloud WAAPの設定・管理のみでセキュリティ強化を実現できる。また、オンプレミス環境にも対応する。
APIの開発・運用・分析の各フェーズにおけるシステム課題を網羅的にサポートするフルライフサイクルAPI管理により、脆弱性が問題視されるシャドーAPIやゾンビAPIを生み出しにくい環境を整備する。また、F5 Distributed Cloud WAAPによって、万が一シャドーAPIやゾンビAPIを検出した場合も可視化でき、API管理者はアセスメント・削除・無効化などの対処が容易に行える。
料金面でも、F5 Distributed Cloud WAAPは年額固定のサブスクリプション費用でのサービス提供により、将来のコスト把握が容易に行える。
API連携プラットフォーム セキュリティ対策強化メニューの参考価格は、基本メニューで年額500万円から。