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生成AI活用普及協会、生成AIパスポート試験の合格者向けに「オープンバッジ」を発行開始

 一般社団法人 生成AI活用普及協会(Association to Generalize Utilization of Generative AI、以下:GUGA)は17日、“AI初心者”のために誕生した、生成AIリスクを予防する資格試験「生成AIパスポート」の合格者に対し、ブロックチェーン技術を採用したデジタル証明書「オープンバッジ」を発行開始すると発表した。

 生成AIパスポートは、AIに関する基礎知識、生成AIの簡易的な活用スキルの可視化を行うための資格制度。AIを活用したコンテンツ生成の具体的な方法や事例に加え、企業のコンプライアンスに関わる個人情報保護、著作権侵害、商用利用可否といった注意点などを学べるという。

 GUGAでは今回、この生成AIパスポートの取得をキャリア形成や人事評価に活用できるよう、学習歴を信頼性高く証明する手段として、オープンバッジの導入・発行を決めた。オープンバッジには「資格名」、「資格取得年月」、「資格取得時のシラバス」、「習得した知識・スキル」などが記録され、SNSやメールなどで共有することも可能。発行は生成AIパスポート試験の開催ごとに行われ、まずは2024年6月試験までの合格者より、順次メールにて案内するとしている。

 また今後は、オープンバッジの受領状況をもとに、生成AIに特化したリテラシー・スキルの学習歴を一元管理できるプロフィールページを通じて、生成AI人材(生成AIを学び続けている人材)を可視化する仕組みを構築・提供する予定。

 なおGUGAが導入するオープンバッジは、株式会社ネットラーニングが提供するもので、1EdTech Consortiumの定める国際技術標準規格「Open Badges」で認定されているほか、ブロックチェーン技術を採用し、強固な信頼性を持つスキル証明として利用されているとのことだ。