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シュナイダーエレクトリック、オープンスペースへの設置に適した高静音ラック「Soundproof ラックエンクロージャー」

 シュナイダーエレクトリックは26日、小規模オフィスや店舗、工場など、専用サーバールームのスペースを確保できない環境にも設置可能なIT機器格納用ラック「APC NetShelter Soundproof ラックエンクロージャー(以下、Soundproof ラックエンクロージャー)」を提供開始した。

 シュナイダーエレクトリックのAPCブランドでは、非IT環境にも設置可能な専用ラックエンクロージャーとして、必要な機器や排熱機能などを1つのラックに納めて設置する「サーバー in a box」というコンセプトで、オフィスや店舗のインテリアにもなじむ家具調素材を用いた「APC NetShelter CXシリーズ(以下、CXシリーズ)」を以前から提供してきた。今回発売するSoundproof ラックエンクロージャーは、これまで展開してきたCXシリーズに、高密度化が進む市場ニーズを加味した機能を追加した。

APC NetShelter Soundproof ラックエンクロージャー

 Soundproof ラックエンクロージャーは、防音構造によってサーバーやファンから発生する騒音を約18.5dB低減し、一般的なオフィス環境同等の46.5dBまで静音性を高めた。施錠付ドア、排熱ファン、配電(ラックPDU)が標準搭載で、迅速に安全なシステムを構築できる。空調設備や二重床などの対策不要で、サーバールーム対比で5分の1以下のコストで導入できる。高さの異なる4サイズをラインアップし、12U、17U、32U、38Uの4サイズを提供する。

 従来機のCXシリーズからの改良点としては、最小モデルの12Uサイズもラックサーバーに標準対応し、より小規模な環境でのラックサーバー搭載に対応した。耐荷重量を約2倍アップし、キャスターや固定用のレベルフットも堅牢性を強化。ケーブルのエントリースペースを拡張し、増加・大型化するケーブル管理を簡便化した。

 また、エアフローマネジメントの効率を向上し、ラック内の空気を区切るブラシにより、熱気と冷気が混ざりにくい構造とした。側面が施錠可能なサイドパネルとして2分割で開閉可能で、側面からのメンテナンス性も向上した。