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マネーフォワード Admina、サーバーコストの最適化を図る「Cloud Cost Optimizationプラン」を提供

アプリケーション/アーキテクチャの最適化まで踏み込み、改善作業も代行

 株式会社マネーフォワードiは5月31日、情報システム部門向けの支援サービス「マネーフォワード Admina」を強化し、成功報酬型サーバーコスト削減サービス「CTO Booster」を運営する株式会社DELTAと共同で、サーバーコストの最適化を図る「Cloud Cost Optimizationプラン」を提供開始すると発表した。

 マネーフォワード Adminaは、情報システム部門の業務を支援するサービス。当初はSaaS IDの管理サービスとして提供されていたが、段階的に機能を拡張しており、現在ではラインアップのひとつとして、利用企業に適切な契約・購買プランを提案することにより、コスト削減を支援する「Vendorプラン」も提供されている。

 これまで、同サービスではこのVendor プランにおいて、社内のITコストの見える化を行ってきたが、特にサーバーコストについては、最適化に向けたノウハウ不足や、サービスの安定稼働を優先するあまりリソースを割けないという問題、また、構築から数年が経過すると、新しい技術を適用できないという課題を、多くの企業が抱えていることがわかったという。

 そこで今回は、Vendorプランよりもさらに踏み込んでサーバーコストの最適化を目指す、Cloud Cost Optimizationプランを提供する。同プランでは、無料診断によってコスト削減の余地を可視化するとともに、アプリケーション/アーキテクチャの最適化まで踏み込んで調査し、サーバーコストの最適化を図るとした。

 また、同プランには作業代行が含まれるため、利用企業は、大幅な社内リソースを割かずにサーバーコストの最適化を実施できるほか、実際に削減された分から費用が発生する成果報酬型プランのため、追加予算を捻出(ねんしゅつ)せずに取り組めるとのこと。

 マネーフォワードiでは、サーバーコストの削減は従来、請求代行を用いたサービスが一般的だったものの、新プランでは異なるアプローチでコスト最適化を目指すため、すでに請求代行サービスを利用している企業にとってもさらなる効果を見込めると、その価値をアピールしている。

 なお、従来Vendorプランで実施していたAWSコストの最適化プランは、今後、Cloud Cost optimizationプランに統合されるとのことだ。