ニュース

富士通とCelonisが協業強化、プロセスマイニング技術を活用した業務プロセス変革を支援

 富士通株式会社と独Celonisは、両社の戦略的なグローバルパートナーシップをさらに拡大する契約を1月30日に締結し、富士通は、Celonisのパートナープログラムにおいて最高位の「Global Platinum Partner」になったと発表した。Celonisのプロセスインテリジェンスプラットフォームにて提供されるプロセスマイニングの技術を活用して、社内実践やさまざまな業種の顧客企業の支援を通じて得たノウハウに基づくコンサルティングサービスを、4月より提供開始するとのこと。

 富士通とCelonisは2020年12月に、日本市場におけるDXの強化に向けてパートナー契約を締結。Fujitsu Uvanceの「Digital Shifts」領域のもとで、Celonisのリセール&デリバリーパートナーとして、製造、通信、金融、リテールなどの業種で、約30社のDXを支援してきたという。

 その富士通では、今回、Celonisとのパートナーシップをさらに拡大させることで、グローバルでのサービス提供に向けた体制拡充を図る考え。サービス拠点を北米、欧州、APAC(アジア太平洋地域)の各リージョンに設けるほか、グローバルデリバリー拠点を構築し、複数の国や地域にまたがってビジネス展開する企業のグローバルな業務プロセスをエンドトゥエンドで可視化・分析して、業務改善を支援するコンサルティングサービスを、4月よりグローバルで提供するとした。

 また富士通は、Celonisのソリューションに関する技術や専門性を持つ人材を含めた、「Digital Shifts」に関わるテクノロジーコンサルタントの育成に取り組み、2024年度末にグローバルで150人の体制の構築を目指すとしている。