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セーフィー、360°撮影可能な屋外向けクラウドカメラ「Safie GO 360」を提供

 セーフィー株式会社は30日、屋外設置可能なLTE搭載クラウド録画型カメラ「Safie GO 360」を、2月1日に提供開始すると発表した。料金は要問い合わせ。

 セーフィーは、屋外でインターネット環境を整えることが難しい場所向けに、電源のみで設置可能なLTE搭載クラウド録画型カメラ「Safie GO」シリーズを、2017年12月から提供している。建設業では、「働き方改革関連法案」の施行により、業務の効率化を進め生産性を向上させることが必須とされる一方、労働災害が増加傾向にあり、労働者の作業行動に起因する労働災害対策が重要視されている。このため、いつでもどこでも現場を確認でき、人件費・交通費の削減や現場の安全性担保に寄与するSafie GOシリーズの活用が進んでいるという。

 Safie GO 360は、360°全方位を広範囲に撮影できる魚眼レンズを備え、現場の全景を俯瞰して撮影できることに加え、狭小地の撮影でも、焦点距離が近い対象物を歪みがなく明瞭に映し出せる。過去の映像を振り返った時にも、360°の上下・左右自由に動かせる画角により、映像の隅々まで取り逃しがない。現場監督や作業員自身が簡単に設置ができ、都度の取り外しの手間やコストの削減にもつながる。

 また、セーフイーは製品の提供に先行して、株式会社アイダ設計、清水建設株式会社の協力のもと、実際の現場にて実証実験を行った。

 Safie GO 360は、工程の進捗確認、順序の順守有無などを遠隔から確認でき、現場訪問時間を大幅に削減。密集した住宅現場でも、躯体の様子や基礎工事の質を鮮明に把握でき、より効果的な進捗・安全管理を実現する。

 周辺の交通や人の動きを把握することで、建築資材の盗難防止や、近隣に配慮した工事の実施に貢献。映像共有により、施主自身で細部までの振り返り確認が可能で、工程への信頼感醸成に寄与する。

 さらに、外部にはSafie GO 360を設置することで、現場周辺を隅々まで見える化するとともに、内部には「Safie Pocket」シリーズを置くことで、都度内装の確認したい箇所を詳細に確認でき、両者の併用によって戸建て住宅現場全体を見える化し、遠隔からの進捗管理を実現できるとしている。