ニュース

セーフィーとEARTHBRAINが協業、クラウドカメラを利用した建設現場の遠隔管理と生産性向上に貢献

建設業向けソリューション「Smart Construction」上にカメラからの映像を統合

 セーフィー株式会社と株式会社EARTHBRAINは8日、建設現場の遠隔管理と生産性向上を目的としたシステム連携を実施すると発表した。EARTHBRAINが提供している建設業向けデジタルソリューション「Smart Construction」のクラウドプラットフォーム上に、セーフィーのクラウドカメラによるリアルタイム映像を統合することで、建設現場のDXを加速するという。

 「Smart Construction」は、地形や機材、作業員や材料といった現実世界の建設現場の情報をデジタル化できるクラウド型ソリューション。今回の協業では、この「Smart Construction」のホーム画面に表示される地図情報上に、セーフィーの屋外向けクラウドカメラ「Safie GOシリーズ」とウェアラブルクラウドカメラ「Safie Pocketシリーズ」の映像を統合し、現場におけるトラクターやクレーンなどの建設機械の位置情報と、カメラのライブ映像を1つの画面で同時に確認できるようになった。

 これにより、現場全体を俯瞰的に把握可能になったため、遠隔地からでも作業状況や安全面のチェックがやりやすくなり、管理監督者が現場まで往復するための移動時間を削減できる点がメリット。特に、広域な現場や山間部など、移動負担が大きい現場管理の効率化に寄与するとした。

 また、建設機械の稼働データと連動したカメラ映像を確認することにより、工程の遅延やトラブルが発生した際でも、「Smart Construction」上で即座に現場映像を確認可能。映像を通じて、関係者が同じ情報をリアルタイムに把握できるため、現場の状況共有をスムーズに行え、対応の精度とスピードを高められるとしている。

Smart Constructionのホーム画面でセーフィーのカメラ映像の確認が可能に
セーフィーのカメラ映像をクリックすると現場の状況映像を個別に拡大して確認できる