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SaaS管理基盤「マネーフォワード Admina」、ITデバイスの統合管理も可能に

 マネーフォワードi株式会社は8日、SaaS管理プラットフォーム「マネーフォワード Admina」において、ITデバイスを管理できる「デバイス管理機能」を提供開始すると発表した。同機能の利用には、マネーフォワード Adminaの「Device プラン」への申し込みが必要となる。

 マネーフォワード Adminaは、SaaSのIDを一元管理するサービス。マネーフォワードのコア技術であるアカウントアグリゲーションを活用し、各種SaaSと連携することによって、社内で利用されているSaaSを可視化し、ID管理を適切に行えるように支援するという。

 今回はさらに、社内のITデバイスをマネーフォワード Adminaに登録し、一元的にステータスを可視化するデバイス管理機能を新たに提供する。これにより、入退社の際に従業員に付与・削除するSaaSアカウントとITデバイスの双方を、どちらもマネーフォワード Admina上で管理可能になるため、重複管理の手間の削減が期待できるとのこと。

ITデバイスとその利用者、ステータス等を一元化

 また、マネーフォワード AdminaのUI上から、各自のITデバイス保有状況を一覧で確認でき、従業員にひも付かない拠点モニターや共有PCなどの管理も合わせて行える。さらに、「貸与」「在庫」「故障」など各種ステータスの管理が可能。ステータスや利用者が変更される場合も自動で記録し、過去の利用者情報もさかのぼって確認できるとしている。

ITデバイスの利用履歴も追うことができる

 なお、ITデバイスの管理に表計算ソフトウェアや在庫管理ツールを利用している場合は、それらのソフトウェアからマネーフォワード Adminaへ、現存データをインポート可能になっているとのことだ。

 マネーフォワードiでは、今回の機能強化について、従来のSaaS管理プラットフォームとしての役割を超え、情報システム部門の管理業務を一元的に支援できる「情シス向け業務OS」へと進化するため、事業領域を拡大していくと説明している。