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アトラシアン、「Jira」に新たなエージェント型プロダクト開発機能を追加

 豪Atlassian(以下、アトラシアン)は現地時間15日、プロジェクト管理ツール「Jira」に新しいエージェント型プロダクト開発機能を追加したと発表した。

 アトラシアンは、AIネイティブなソフトウェア開発とは、ソフトウェア開発ライフサイクル(SDLC)を、人間への説明責任を保ちながらAIエージェントが理解・実行できる形に再設計する開発手法で、具体的には、「作業前に意図を構造化する」「エージェントを変えてもプロセスを分岐させない」「自律性を常に可視化する」の3点を満たすものだと説明する。

 これを支えるのがアトラシアンのコンテキストレイヤ「Teamwork Graph」で、作業・コード・人・意思決定・依存関係を可視化した「生きた地図」として、エージェントがタスク単体ではなくシステム全体を理解できるようにするとしている。

 今回、Jiraに追加した新機能は、エージェントによる開発が「つまずくポイント」(曖昧な計画、引き継ぎでの情報欠落、成果物への信頼性判断)を解決するために設計されている。

 「Jira Planner」は、コードベース、Jira/Confluenceの履歴、チームのコンテキストから、Confluence上に構造化された技術仕様書を生成する。人にも読みやすく、エージェントにも有用なものとなる。

 「Jira for Slack」は、Slackの会話を、コンテキスト豊富なJira作業アイテムに変換する。@Jiraで作業を作成し、コーディングエージェントに割り当てることができる。さらに、Microsoft Teams向けも近日提供予定としている。

 「Loomの動画プロンプト」は、画面録画と音声の指示を、エージェントが使える構造化された指示に変換する。

Jira Plannerによって生成された作業項目

 適切なエージェントへの作業委任に向けた機能のうち、「Agents in Jira」は、作業アイテムをClaude Code、Cursor、GitHub Copilotに直接割り当てることができる(Codexも近日対応予定)。

 「Jira Coding Agent」は、すべての有料Jiraプランに標準搭載され、スコープの定まった作業を受け取り、レビュー可能なプルリクエストとして返す。

 「Agent sessions in Jira」は、どのエージェントが行き詰まり、何がレビュー待ちで、何が完了したかを1つのビューで把握できる。

 「Agents in Jira」は、さまざまなAIエージェントをJiraから作業項目に割り当てることができる。

Agents in Jiraは、さまざまなAIエージェントをJiraから作業項目に割り当てることができる

 統制を保ちながらのスケールに向けた機能のうち、コーディングエージェント自動化は、バグ修正、脆弱性修復、テスト生成、ドキュメント更新などの定型作業を自動化ルールで振り分ける。

 エージェント型エンジニアリング プロジェクトテンプレートは、エージェント対応のJiraプロジェクトを数分で立ち上げる。

 DXによるAIコスト管理も可能で、Claude、Cursor、GitHub Copilot、Jiraをまたいで支出とトークンを一元化し、プルリクエストあたりのコストを見積もる。

コーディングエージェントの自動化

 アトラシアンの社内ベンチマークでは、Teamwork Graphで強化されたエージェントは、コンテキストなしのエージェントと比べて44%高精度な結果を、48%少ないトークンで実現した。加えて、プルリクエストのサイクルタイム短縮や、定型作業に費やす時間の削減も確認されているという。