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川崎市上下水道局とNEC、水道用基幹管路における漏水検知技術を共同開発 NECが7月からサービス化
2026年7月24日 11:00
川崎市上下水道局と日本電気株式会社(以下、NEC)は22日、口径400mm以上の中大口径管路(以下、基幹管路)における漏水検知技術を共同で開発したと発表した。従来、基幹管路における漏水検知は困難とされてきたが、両社では、そうした環境における漏水検知技術の実用化に向けて共同で開発・検証を重ねており、2025年度(令和7年度)の実証において、最大口径1300mmの基幹管路での漏水被疑音検出に成功したという。
基幹管路は、騒音や振動の多い幹線道路に埋設されていることや、小口径管路に比べて振動が伝わりにくいことなどから、漏水の検知が困難だったというが、川崎市上下水道局とNECは、2013年(平成25年)から漏水検知技術の開発と実証実験を開始していた。
今回はそうした取り組みの中で、微小な振動を検知できる高感度センサーを用いて振動データを収集し、NECの信号処理技術に基づく高度な雑音除去技術も活用することにより、無関係な周囲の雑音を取り除き、漏水の振動を抽出できたとのこと。
なお、2025年度の川崎市内でのフィールド実証実験では、口径1300mmの基幹管路において、約500m離れた2つの管路付属物にセンサーを取り付けて調査し、漏水の位置を高精度で推定できることを確認した。
またNECでは、この実績をもとに「NEC漏水検知サービス」の提供を7月から開始した。このサービスでは、基幹管路に設置されたバルブなどの管路付属設備に、センサーとデータ記録装置を複数設置し、計測データを解析することで、設置箇所間にある漏水被疑音の検知と高精度な音源位置の推定を実現するという。専用のスマートフォンアプリに、センサーの設置場所、推定された漏水位置、作業内容などを記録でき、Web管理システムにより、PCからいつでも情報管理を行える点も特徴とのこと。
なお、川崎市上下水道局では、7月からこのサービスを活用して基幹管路の調査を実施し、大規模な漏水事故の防止を図るとしている。
