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DATAFLUCTとセゾン情報システムズ、「AirLake」と「HULFT Square」の連携によるデータ活用ソリューションを提供

 株式会社DATAFLUCTと株式会社セゾン情報システムズは6日、DATAFLUCTの「AirLake」とセゾン情報システムズのiPaaS(クラウド型データ連携プラットフォーム)「HULFT Square」を連携し、「オンプレミスも含めたあらゆる環境のデータ」や「非構造化データ」のデータ収集・整理・分析を自動化し、情報検索やレポーティングなど、人手が必要なバックオフィス業務削減が可能なソリューションを提供開始した。

 AirLakeは、非構造化データを誰でも簡単に使えるデータに変換できる、クラウド型のデータプラットフォーム。HULFT Squareは、DX実現に必要な「データ活用するためのデータ準備」や「業務システムをつなぐデータ連携」を支援する、日本発のクラウド型データ連携プラットフォーム。

 AirLakeとHULFT Squareの連携により、多くの企業が十分に活用できていないデータ活用に要する手間と時間が省力化されることで、「社内情報をダッシュボードで共有したい」といった判断に必要なデータ活用のアウトプットを迅速に得られ、意思決定までのサイクルを短縮することが可能になるとしている。

AirLakeとHULFT Squareの連携イメージ

 サービスは、オンプレミスのまま最新のAI分析を安全に活用可能。クラウドへの移行が難しい企業でも、安全・迅速に、最新のAIをビジネスに取り入れられる。

 非構造化データを活用することで、画像を基にした異常検知や社内ドキュメントの分析、問い合わせの音声データからビジネスのヒントを抽出するなど、新たなインサイトの理解や課題の解決が期待できる。AirLakeは、東芝デジタルソリューションズ株式会社が提供する「AI OCR文字認識サービス」および「RECAIUS(リカイアス)ナレッジプラットフォーム」と連携しており、手書き自由記述を含め、書類のデータ読取から整理・共有・活用までをワンストップで行える。

 非構造化データを高速に蓄積し、リアルタイムで解析可能な状態にする機能を持つAirLakeにより、あらゆる形式の社内データを瞬時で活用することが可能になる。

 これらの機能により、例えばカスタマーサポートにおける集計や分析の省力化、自動化では、支店ごとに日々溜まっていくクレーム情報やアンケート回答などをHULFT Squareで収集して、次にAirLake APIを通じて内容を構造化し、統計分析や苦情分類など顧客の声を解析。最後にHULFT Squareを経由して、BIツールに自動連携することで、人手による分析工数が省力化できるとしている。

 あるいは、開発部門におけるデータ収集、リスト作成の自動化では、人手による収集作業と目視チェックが必要なメルマガや法規制、公開情報などをHULFT Squareで収集して、AirLake APIを通じて内容を構造化し、自社の開発に必要となるキーワード、固有表現を抽出。抽出結果をHULFT Squareを介してプロジェクト管理ツールに連携することや、ChatGPTなどのインターフェイスを通じて問い合わせできるようにすることで、人手によるデータ収集やチェック作業を短縮できるとしている。

 DATAFLUCTとセゾン情報システムズでは、サービスの開始に合わせて、社内外のデータを活用した業務改善を始めたい企業のPoCを募集する。