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セゾン情報システムズとエム・データ、「HULFT Square」とテレビの放送内容データの連携によるデータ活用やDXを推進

 株式会社セゾン情報システムズと株式会社エム・データは30日、データ連携プラットフォーム「HULFT Square」とテレビ番組やテレビCMをテキスト化・データベース化した「TVメタデータ」の連携により、効率的なデータ活用やDXを推進するための協業を発表した。

 セゾン情報システムズのHULFT Squareは、DX実現に必要な「データ活用するためのデータ準備」や「業務システムをつなぐデータ連携」を支援する、日本発のiPaaS(クラウド型データ連携プラットフォーム)。オンプレミス・クラウド・SaaSなどの環境に分散し管理されているさまざまなデータを、業務システム間、業種、国・地域をまたぎデータ連携できる。

 エム・データのTVメタデータは、関東・中京・関西エリアのテレビ局で放送されたテレビ番組やテレビCMをテキスト化・データベース化したもの。常時40名前後の専属スタッフが、24時間365日、「いつ」「どこで」「何が」「どのように」「何秒間」放送されたかを、オリジナルのデータ収集システムを使用し、データを生成している。

 今回の協業により、既にTVメタデータを利用している企業や、今後利用を検討している企業は、テレビCMやテレビ番組の露出効果分析、メディアプランニングや戦略立案などマーケティング業務でのデータ活用、株価の先行指標(上昇シグナル検知のオルタナティブデータ活用)、リテールメディアやリテールDX(テレビで紹介された商品情報で、店舗・ショッピングサイト・ネットスーパー・電子チラシでの販促、需要予測や自動発注など)といった、各種データの配信/受信、統合活用や分析に関わるデータ連携を迅速に実現できる。

 セゾン情報システムズとエム・データは今後、HULFT Squareをプラットフォームとし、CDP(カスタマーデータプラットフォーム)やパブリックDMP(データマネジメントプラットフォーム)などと連携する、統合マーケティングプラットフォームを目指し、新たなサービスを提供する予定としている。