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鹿児島銀行、WHIの統合人事システム「COMPANY」を採用し、タレントマネジメントを推進

 株式会社Works Human Intelligence(以下、WHI)は24日、株式会社鹿児島銀行が新人事制度への対応を含めた今後の外部環境への最適化を軸に、人事戦略の強化・推進の後押しとして、WHIの統合人事システム「COMPANY」を運用開始したと発表した。

 鹿児島銀行は、第8次中期経営計画で「デジタル社会に向けたDX推進」や「人づくりとエンゲージメント向上」などを基本戦略に掲げ、従業員の利便性・生産性向上とともに、多様性を尊重し、価値共創を実現する人材の育成に力を入れている。

 これらの実現に向けて、同行は2023年4月の新人事制度開始を背景に、将来的にも人事のトレンドや環境の変化に対応できる、新たな人材データ基盤システムの構築を検討した。選定の結果、「COMPANY」の充実した標準機能や、法改正、制度変更などへのスピーディな対応、高い汎用性による今後の拡張性を確保できる点を評価。人材情報を各製品間でシームレスに連携できる統合人事システムとして、「COMPANY 人事・給与」「COMPANY Web Service」「COMPANY 就労・プロジェクト管理」、タレントマネジメント推進に向けて「COMPANY Talent Management」を導入した。また、金融機関のセキュリティ基準にも対応したクラウド版「COMPANY」を導入することで、セキュリティの確保と初期導入コストの圧縮を図れる点も採用の理由となったという。

 鹿児島銀行は、ダイバーシティや人的資本経営など、人事を取り巻く環境が近年急速に変化していく中で、今後の人事戦略では外部環境の変化を分析し、必要に応じて迅速に自行へ取り込むことが重要だと考えていると説明。トレンドの変化などに対応する標準機能の強化を、定額保守料の範囲内で行う「COMPANY」を活用することで、迅速な外部環境への最適化を実現するとしている。

 「COMPANY Talent Management」を利用し、従業員の持つスキルを数値化することで、これまで人の感覚に頼っていたスキルレベルを可視化。営業店ごとのスキルレベルを把握し比較することで、適材適所の人材配置や人材育成への活用を図る。また、将来的にグループ全体の人材情報の管理を「COMPANY Talent Management」で行うことで、グループ間の垣根を越えた人材の流動化を目指していく予定。

 さらに、「COMPANY」のユーザー会であるユーザーコミッティを通じ、ユーザー同士で「COMPANY」の活用方法の共有や、業種・業界を超えた情報交換を行い、他社事例やさまざまなノウハウを自社の取り組みへ反映することで、あらゆる人事課題の解決を図るとしている。

「COMPANY」イメージ画像