WHIのタレントマネジメントシステム「COMPANY Talent Management」、日本版ジョブ型人事制度に対応

　株式会社Works Human Intelligence（WHI）は1日、タレントマネジメントシステム「COMPANY Talent Managementシリーズ」に、日本企業に適したジョブ型人事制度に対応するための、組織とポジション・職務定義を統合管理する機能「Position & Career Development」を追加すると発表した。

　現在の日本企業においては、人事制度を見直す動きの中で、メンバーシップ型人事制度の要素を残しつつ、職務定義および評価、報酬の明確化や、職務に対する最適な配置と人材の自律的な育成を可能にする適所適材のジョブ型人事制度を組み合わせた、日本版ジョブ型人事制度に注目が集まっているという。

　しかしそうした人事制度への移行にあたっては、ポジションと職務定義、それに必要なスキルや経験を定めたうえで、既存の組織や等級と結び付けて管理する必要があるほか、職務定義に対する報酬を市場価値に合わせて見直すとともに、既存の職能給を含めたトータルな報酬制度の設計が求められるとのこと。

　今回、COMPANY Talent Managementシリーズに追加されたPosition & Career Development機能は、このような点を踏まえて日本版ジョブ型人事制度に対応させた機能で、組織とひも付けた形でポジションと職務定義を設計し、従業員のスキルや経験も同時に管理可能になる。さらに、人事給与システム「COMPANY 人事・給与」で管理している組織情報と連携し、既存の組織と結び付けた効率的なポジション設定が行えるとした。

　また、ポジションに結び付く職務定義に変更が発生した際には、変更内容をCOMPANY 人事・給与に連携することで、自動的に発令を発行し、同時に給与額へも反映可能となるため、統合的な業務管理を実現するとのこと。