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MOTEXの統合エンドポイント管理製品「LANSCOPE エンドポイントマネージャー」、ChatGPTへの書き込みログを取得可能に

 エムオーテックス株式会社(以下、MOTEX)は29日、統合エンドポイント管理ソリューション「LANSCOPE エンドポイントマネージャー」のクラウド版・オンプレミス版において、ChatGPTに書き込んだ内容をログとして取得する機能を実装した新版を提供開始したと発表した。

 LANSCOPE エンドポイントマネージャーは、PCやスマートデバイスを一元管理可能なIT資産管理・モバイルデバイス管理(MDM)ソリューション。「誰が」「いつ」「どの端末で」「どんな操作をしたか」といった端末の利用状況を記録でき、組織における情報漏えい対策や内部不正抑止などの用途で活用されているという。

 今回の新版では、OpenAIの生成AI「ChatGPT」への書き込みログ取得機能を新たに搭載した。ChatGPTの業務利用にあたっては、従業員に対してセキュリティポリシーを順守して利用するよう通達したり、社内でChatGPTの利用ガイドラインを策定したりすることが想定されているが、LANSCOPE エンドポイントマネージャーでは、タイトルやURLをキーワードであらかじめ設定しておくことにより、ChatGPTへの書き込み操作があった場合にアラートを上げられるようになった。

 管理者はそのアラートを受けて書き込み内容を確認することで、社内ルールに抵触する利用がなされていないかなど、ChatGPTの利用実態把握に活用できるとしている。

 なおログ取得は、クラウド版では「操作ログ管理機能」、オンプレミス版では「Webアクセス管理機能」によって行われ、現時点では、Windows環境において、Google Chrome、Microsoft Edge(クラウド版のみ)を利用した場合のログが取得可能になっている。

ChatGPTへの書き込み内容の確認(エンドポイントマネージャー クラウド版 管理コンソール)