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MOTEXのIT資産管理・MDM「LANSCOPE エンドポイントマネージャー クラウド版」をスマートエナジーが導入

 エムオーテックス株式会社(以下、MOTEX)は27日、株式会社スマートエナジーが、MOTEXのIT試算管理・MDM「LANSCOPE エンドポイントマネージャー クラウド版」を導入したと発表した。

 スマートエナジーは、再生可能エネルギー設備の保守・運営管理業務を主軸とした企業で、ビジネス拡大に伴って、従業員数がここ5年間で約100人から約250人に増加するなど、組織の成長が著しく、従業員に支給しているPCおよびAndroidスマートフォンの管理に課題を抱えていたという。

 そこで、従来は手作業で実施していた業務端末の管理方法を効率化し、合わせてWindows Updateの適用状況把握や、USBメモリなど記録メディアの利用ルール策定、操作ログ取得など、組織に必要なセキュリティ対策を実施することと、管理端末が増え続けても運用可能な仕組みを構築することを目的に、IT資産管理ツールの導入を検討した。

 スマートエナジーには、発電所や変電所、需要家の受変電設備の維持管理や運用ができる電気主任技術者(国家資格)の有資格者が多数在籍し、全国に拠点を展開している。そして、従業員一人ひとりにPCとスマートフォンを支給しているため、誰がどの端末を使用しているかを一元管理できることが要件となっていた。

 LANSCOPE エンドポイントマネージャー クラウド版は、MDM(モバイルデバイス管理)でありながら、PC向けの各種機能も備えるクラウド型製品(SaaS)で、PC・スマートフォンの一元管理およびセキュリティ対策が可能な点、そしてAndroidスマートフォンの管理に関しては、Android Enterpriseの利用も可能な点が評価された。

 また、スマートエナジーでは、ツール導入を機としたセキュリティ対策の強化を検討しており、LANSCOPE エンドポイントマネージャー クラウド版で取得可能なPC操作ログが、オンプレミス型のIT資産管理ツールと比較しても充実している点も評価された。

 さらに、LANSCOPE エンドポイントマネージャー クラウド版の管理コンソールは、シンプルに構成されたメニューで、操作ログなどの取得した情報を分かりやすいレポートで表示する。スマートエナジーにおいても、初めての利用でもUIを直感的に操作できる点が評価されたという。

 スマートエナジーでは、従来Excelで管理していたPC・スマートフォンの管理台帳を、LANSCOPE エンドポイントマネージャー クラウド版での管理に移行したことのより、誰がどのデバイスを利用しているかといった端末利用者の情報と、Windows Updateの適用状況やOSのサポート終了時期などといった端末情報を紐付け、可視化することが可能となった。

 例えば、管理コンソールで確認できるレポートにより、Windows Update未適用の端末を把握し、端末を利用している社員を特定してアップデート適用を促すといった運用をしており、端末管理における管理者の負荷軽減に貢献している。

 また、記録メディア制御機能を活用することで、これまで拠点単位で管理していたUSBメモリなどの使用に関して、管理ポリシーに沿って管理者が一括管理し、利用者の申請に基づいて支給する運用を整備した。

 さらに、業務端末にインストールするアプリの管理に関しても、Android Enterpriseと連携させることで、端末ごとに手動でGoogleアカウントを設定することなく、LANSCOPE エンドポイントマネージャー クラウド版から、業務に必要なアプリをインストールできる仕組みを構築している。

 スマートエナジーでは、引き続きLANSCOPE エンドポイントマネージャー クラウド版の搭載機能を活用したセキュリティ対策や、さらなる管理・運用業務の効率化を目指すしており、業務に使用するアプリに対しては、Android Enterpriseの機能を活用した、アプリインストールに関する社内ルール・管理体制の見直しを検討。また、LANSCOPE エンドポイントマネージャー クラウド版のアプリ・ファイル配信機能を活用した、OS・アプリのアップデート未適用の端末を削減する仕組みや、人事システム上の社員情報とのAPI連携により、端末利用者の部署変更などの情報更新を自動化・効率化する仕組みなども検討しているという。

 MOTEXは今後も、LANSCOPE エンドポイントマネージャー クラウド版をはじめとする各種セキュリティプロダクトの機能強化およびサポートサービス向上を通して、顧客が安心してエンドポイントやネットワーク、ITサービスを利用できる環境構築を支援していくとしている。