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エムオーテックスのIT資産管理ツール「LANSCOPE クラウド版」、macOS向けの管理機能を強化

 エムオーテックス株式会社(以下、MOTEX)は8日、PCとスマートフォンを一元管理できるクラウド型IT資産管理ツール「LANSCOPE クラウド版」において、macOS向けの管理機能を強化した新版を提供開始すると発表した。

 「LANSCOPE クラウド版」は、PCとスマートフォンの一元管理を実現する、クラウド型のIT資産管理・MDM(モバイルデバイス管理)ツール。今回の新版では、Apple Business Managerの自動デバイス登録(Automated Device Enrollment:旧名称Device Enrollment Program)への対応、構成プロファイルを利用したデバイス制御、アプリケーション配信など、macOS向けの管理機能を強化した。

 このうち自動デバイス登録では、デバイスを「LANSCOPE クラウド版」の管理下に置くためのMDM構成プロファイルの自動インストールや、ユーザーアカウントの自動作成などを実現しており、デバイスの初期設定に必要な作業を効率化できるという。

 また、作成した構成プロファイルをデバイスに配信・インストールすることで、システム環境設定の利用制限、Wi-Fi・VPNなどの設定を行えるほか、紛失・盗難に備えて、macOSに標準搭載されているディスク暗号化機能「File Vault」の設定を強制できる。

 アプリケーション配信は、「Pkgファイル」を利用してインストールするアプリを「LANSCOPE クラウド版」から配信し、デバイスへのインストールを行える機能。管理者による手動実行に加えて、デバイスが「LANSCOPE クラウド版」の管理下に置かれたタイミングで指定したアプリを自動インストールするといった、柔軟な設定に対応している。

 なお今後は、すでにWindows向けに提供している操作ログ取得機能を、macOSにおいても実装する予定だ。