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営業DXサービス「Sansan」、メールでの接点を取り込み可視化する「スマート接点管理」機能を搭載

 Sansan株式会社は12日、名刺管理機能を中核とした営業DX(デジタルトランスフォーメーション)サービス「Sansan」において、顧客とのやり取りをSansanに蓄積していくための新機能「スマート接点管理」を提供開始したと発表した。

 Sansanは、名刺管理機能を中核とした営業DXサービス。名刺やメールの署名、Webフォームの入力内容といった顧客との接点から得られる情報をデータ化し、接点情報の一元管理を可能にしている。また、100万件以上の企業情報をあらかじめ搭載しており、企業の業種や従業員規模、売上高、役職者情報といった、さまざまな顧客に関する情報を営業やマーケティング活動に活用できるという。

 今回追加されたスマート接点管理機能は、Google Workspace(Gmail)やMicrosoft 365 Exchangeなど、ユーザーが使用しているメールサーバーとSansanを連携することで、メールでの接点を自動的にSansanに取り込める機能。これによって、Sansan上で閲覧できる取引先の会社詳細や組織ツリーに、日々のメールでのやり取りの量が接点数として表示されるようになる。

 また今回は同時に、名刺交換やメール、電話、面会といった顧客との接点の種類と量を時系列で可視化できる「接点表示」機能も搭載された。

 これらの機能によって、顧客とのあらゆる接点が時系列で表示され、やり取りの推移を組織全体で共有できるようになることで、過去の営業活動の経緯や顧客の最新状況を素早く把握可能になる。

 また、これまで名刺交換の情報から取引先と自社の人物の関係を可視化していた組織ツリーでは、今回の機能強化によりメール、電話、面会での接点が追加され、キーパーソンとの最新のつながりが一目で分かるようになる。可視化する接点の種類が増えることで、社内の人脈の解像度が高くなり、最短ルートでの戦略的なアプローチを実現するとのこと。

会社詳細画面イメージ
組織ツリー画面イメージ

 さらに営業部門だけでなく、インサイドセールスやカスタマーサクセス、マーケティング部門も接点情報を活用すれば、休眠顧客の掘り起こしや既存顧客との適切な関係性維持、マーケティング施策のための企業・顧客へのアプローチの効率化が図れる点もメリット。社内にある必要な情報に素早くたどり着き、次の行動を判断できることにより、業務生産性の向上に貢献するとしている。