ビジネスデータベース「Sansan」、商談記録を手間なく作成できる「AI音声入力機能」を提供

　Sansan株式会社は19日、ビジネスデータベース「Sansan」において、商談記録を手間なく作成できる「AI音声入力機能」を追加したと発表した。「Standard」または「Enterprise」プランを契約している企業向けに、AIを含む最新技術を活用した機能群「Sansan Labs」の一機能として提供される。

　「Sansan」は、名刺管理を中核としたビジネスデータベース。名刺やメールの署名、Webフォームの入力内容といった顧客との接点から得られる情報をデータ化し、一元管理を可能にしている。また、100万件以上の企業情報をあらかじめ搭載しており、企業の業種や従業員規模、売上高、役職者情報といった、顧客に関するさまざまな情報を営業やマーケティング活動に活用できるという。

　AI音声入力機能は、商談時に「Sansan」のスマートフォンアプリを開いて録音を開始するだけで、顧客との会話をAIが文字起こし・要約する機能。要約された文章は、名刺情報にひも付けて商談内容を記録できる「コンタクト」機能に保存され、商談終了後は、形式や出席者といった最低限の基本情報を入力するだけで商談記録が完成する。このため、営業担当者の負担を軽減するとともに記録の抜け漏れを防ぎ、より質の高い情報の蓄積が可能になるという。

　また、録音した音声は端末内で処理され、文字起こしと要約が完了すると自動的に削除されるとのことだ。

　なお、「AI音声入力機能」は、iOS版スマートフォンアプリで利用できる。