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GMOグローバルサイン・HDの「hakaru.aiハカルエーアイ byGMO」、丸型アナログメーターへの対応を強化

より容易な導入に対応

 GMOグローバルサイン・ホールディングス株式会社(以下、GMOグローバルサイン・HD)は27日、スマートフォンでメーターを読み取るサービス「hakaru.aiハカルエーアイ byGMO」において、円形のアナログメーターの読み取りAIモデルを刷新したと発表した。

 hakaru.ai byGMOは、スマートフォンによって、ビルや設備に備え付けられている各種メーターを撮影するだけで、AIがメーターの値を読み取ってデータ化し、台帳記入と画像の保存を行ってくれるサービス。

 さまざまな用途で利用される指針のある丸型のアナログメーターは、多くの計器メーカーで製造されており、目盛りや尺度の記載などが多種多様なため、AIで画像認識するためには、初期設定時にサンプルとしてのメーター画像と基準点の指定作業が必要だったという。

 これに対して、今回新たに開発したAIモデルでは、この作業を不要にすることで設定時の手間を軽減し、導入ハードルを引き下げた。この「標準モデル」では、Web台帳上にメーター名などを登録すれば、すぐに利用開始できる。また画像での設定が必要なくなるので、読み取り機能のみを連携する「点検API」利用時の初期設定が不要になるなど、API利用時の利便性も向上したとのこと。

 一方で、異なる目盛り幅を持つ特殊なメーターなど、より精緻な設定をして読み取り精度を向上させたいという要望にも応え、1点ずつ画像を登録してカスタマイズした設定を適用できる「カスタム設定タイプ」も、現状モデルを刷新し提供するとした。

 GMOグローバルサイン・HDでは、設定の手軽さとカスタマイズ性のある2つのタイプを用意することで、より多くの現場のメーターに適応できる仕様になったとアピールしている。