ニュース

キンドリルジャパンとDynatrace、マルチクラウド運用の可観測性や自動化の分野で協業

 キンドリルジャパン株式会社(以下、キンドリル)とDynatrace合同会社は27日、マネージドサービスプロバイダーおよびリセラー契約を2022年12月に締結し、キンドリルはDynatraceの製品を利用してサービスを提供できるようになったと発表した。これにより、Dynatraceが持つマルチクラウド運用の可観測性(オブザーバビリティ)や自動化の強みと、キンドリルのマルチクラウド運用における高度なスキルや知見を組み合わせ、企業のDXの加速を支援するとしている。

 Dynatraceのソフトウェアインテリジェントプラットフォームは、AIを活用して膨大なデータを分析し、自動検知やアラートにより、オブザーバビリティとセキュリティ機能を提供する。キンドリルは、ミッションクリティカルなシステムを支えてきたグローバルや国内の実績に基づく知見と、さまざまなクラウドに対応できる運用のスキルを活用する。

 キンドリルとDynatraceでは、DXの実現に向けてさまざまなクラウドの活用が増加する中、ITシステムは複雑化し続け、マルチクラウドにおける運用や監視に関する負荷やコストの増大が課題となっており、マルチクラウド全体で可観測性を提供することにより、運用の効率化や簡素化を図ることが求められていると説明。両社のパートナーシップにより、キンドリルがDynatraceのプラットフォームの販売パートナーとして市場開拓からシステム構築、システム運用を行うことで、顧客はワンストップでDynatraceのプラットフォームをマルチクラウド環境に利用できるとしている。