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キンドリルとDynatraceが提携、可観測性やアプリモダナイゼーションなどの機能を共同で提供

 米Kyndryl(以下、キンドリル)と米Dynatraceは現地時間11月1日、高度なインサイトとビジネスでの意思決定に役立つ共同サービスを提供するため、グローバルに提携すると発表した。キンドリルは、Kyndryl Consultで利用できるエンドツーエンドのサービスを活用し、Dynatraceソリューションを通じて新たなビジネス価値を推進するとしている。

 提携により、キンドリルとDynatraceは共同で、統合された可観測性や、アプリケーションモダナイゼーション、AIOpsの強化などの機能を提供する。

 統合された可観測性は、機能停止時間の最小化、リソース消費の最適化、診断と復旧時間の改善、ユーザーエクスペリエンスの向上により、顧客のアプリケーション環境をサポートする。

 アプリケーションモダナイゼーションは、アプリケーションの現行の構成、動作、パフォーマンスへのアクセスを強化することで、顧客システムのダウンタイムリスクを軽減し、デジタルトランスフォーメーションの成功をサポートする。

 AIOpsの強化は、ビジネスでの意思決定に役立つ、より正確で実用的なインサイトを顧客に提供するとともに、低付加価値のマニュアル作業を自動化することで、リソースとコストの削減を実現する。

 また、キンドリルはアプリケーションの評価、カスタムソリューションの構築と実装、継続的なマネージドサービスを含むエンドツーエンドのサービスを、Dynatraceの顧客に提供し、リアルタイムモニタリングと関連するクラウドマネージドサービスへのアクセスを拡大していく。

 キンドリルとDynatraceは今後も提携を継続し、統合された可観測性、アプリケーションモダナイゼーションとクラウド移行、ITサービスと運用の自動化、費用対効果の高い方法での効率化の推進に焦点を当てた、追加機能をリリースする予定としている。