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東芝インフラシステムズのメーター読取支援サービス「ToruMeter」、必要最小限のデータ送信のみで利用できる新機能を提供

 東芝インフラシステムズ株式会社は、メーター読取支援サービス「ToruMeter(トルメーター)」において、データの社外送信に制約がある企業・団体向けに、必要最小限のデータ送信のみで使用可能な「データ送信限定サービス」の提供を、2月15日から開始すると発表した。

 ToruMeterは、スマートフォンやタブレット端末のカメラで撮影した電気・ガス・水道などのメーターの値を読み取り、検針業務の効率化に貢献するクラウドサービスで、画像認識エンジンを端末にダウンロードしておくことで、検針する際に社外サーバー(クラウド)を利用せず、端末内の処理でメーターの読み取りを行える点が特長。通常は、読み取り完了後、写真と読み取り結果をクラウド上のToruMeterサーバーに送信し、その一部を機械学習の教師データとして利用することで、読み取り精度を向上させていく仕組みとなっている。

 しかし工場などにおいては、検針データは設備の稼働状況にも関わる場合があるため、社外秘扱いとして、クラウドサービスの利用を見合わせているケースがあり、そうした場合はToruMeterも利用できなかったという。そこで今回は、社外へのデータ送信を限定的にしたデータ送信限定サービスを新たに提供する。

 同サービスでは、メーターの写真や指針値といった設備稼働に関連する情報をToruMeterサーバーに送信せず、契約者識別コードや利用回数など、サービス提供に必要な最小限の情報のみに限定する。これにより、社外へのデータ送信を制限する社内ルールを順守したうえで、社内で特別な設備を構築するといった追加の投資をすることなく、業務効率化のためのサービスを導入可能になるとした。

 なお同サービスは、ToruMeterで検針した結果(データ)を自動入力する検針票(シムトップスのConMas i-Reporterの電子帳票)を自社サーバー上で運用する「自社サーバープラン」を導入済み、またはこれから導入する場合に利用できる。

 東芝インフラシステムズでは、新サービスの提供開始に伴い、ToruMeterおよびi-Reporterを紹介するオンラインセミナーを、3月1日と16日の2回、シムトップスと共同開催する。いずれも、時間は13時30分~14時30分。