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フォーティネット、SASEソリューション「FortiSASE」でセキュアプライベートアクセスとセキュアSaaSアクセスを強化

 米Fortinet(以下、フォーティネット)は現地時間2022年10月18日、シングルベンダーSASEソリューションであるFortiSASEに、クラウドベースの拡張機能を追加したと発表した。

 FortiSASEのセキュアインターネットアクセスは、インターネットでやり取りされるすべてのユーザートラフィックを高速化するとともに、一貫したセキュリティを維持する。これに新たな機能として、セキュアプライベートアクセスとセキュアSaaSアクセスのユースケースへのサポートを強化した。

 フォーティネットは、2万を超える顧客に対してエッジでネットワーキングとセキュリティをコンバージしてきた実績を生かし、現在はFortiSASEのクラウドベースSD-WAN接続を介して、コンバージェンスの範囲をリモートユーザーまで拡大している。

 セキュアプライベートアクセスについては、SD-WANにより、アプリケーションアクセスを拡大することで、アプリケーションアクセスをきめ細かく制御するフォーティネットのユニバーサルZTNAの既存機能を強化し、データセンターやパブリッククラウドで動作するプライベートアプリケーションを広範囲にサポートする。また、同時に、ユーザーエクスペリエンスも保証する。

 この機能拡張により、FortiSASEは業界で最も柔軟性の高いアーキテクチャとなり、ZTNAとSD-WANを活用し、プライベートでホストされているアプリケーションへの安全で信頼できるアクセスを維持するとしている。

 すでに支社やデータセンターに、フォーティネットのセキュアSD-WANまたはFortiGate次世代ファイアウォールを導入している組織は、リモートユーザーとFortiSASEをシームレスに接続してプライベートアクセスを実現できる。追加ライセンスは必要ない。

 また、FortiSASEはSaaSアプリケーションを全面的に可視化して制御するが、さらに次世代型デュアルモードCASBによって機能を強化。インラインとAPIベースの両方をサポートすることで、FortiSASEは承認済み/未承認アプリケーションを完全に可視化し、シャドーITやデータ流出の問題に対処できるとしている。