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フォーティネット、Google CloudとのパートナーシップによりグローバルSASEのPOPを拡大

 米Fortinet(以下、フォーティネット)は現地時間10月16日、Google Cloudとのパートナーシップにより、フォーティネットのSASE POP(Point of Presence)が拡張し、新たなロケーションの利用が可能になったと発表した。

 このパートナーシップにより、顧客はGoogle Cloudのグローバルネットワークエッジの中から、最も近くのリージョンを利用し、自社のオンプレミスネットワークとGoogleネットワークの間を直接物理的に接続する、専用相互接続の利用が可能となる。

 フォーティネットでは、同社のユニバーサルSASEソリューションは、ネットワークとセキュリティの独自の融合により、ハイブリッドワークのユーザーをサポートし、ネットワークエッジと新しいマイクロブランチを拡張することで、アプリケーションへの安全なアクセスを可能にしつつ、統合とデジタルユーザーエクスペリエンスの向上により、優れたROIを実現すると説明。フォーティネットのソリューションには、ユーザーがアクセスするリソースに関係なく、コンテキストベースのポリシーを効果的に適用し、監視することで、ゼロトラストのセキュリティ体制の採用を可能にする、重要なテクノロジーとサービスの広範なポートフォリオが含まれている。

 ユニバーサルSASEは、クラス最高レベルのAI活用のセキュリティ、統合管理、エンドツーエンドのデジタルエクスペリエンス監視を可能にする、高パフォーマンスでスケーラブルなクラウドネットワークを提供し、Webアプリケーション、企業アプリケーション、SaaSアプリケーションへの安全で安定したアクセスを実現するとしている。

 また、フォーティネットは、セキュアSD-WANのパイオニアかつリーダーであり、これを基盤としてユニバーサルSASEソリューションを提供していると説明。ユニバーサルSASEは、同社のSD-WANやクラウドから提供されるセキュリティサービスエッジ(SSE)のソリューションと同じ、FortiOSとAI活用セキュリティサービスを使用しており、この独自の統合アプローチは、セキュアWebゲートウェイ(SWG)、ゼロトラストネットワークアクセス(ZTNA)、クラウドアクセスセキュリティブローカー(CASB)、Firewall-as-a-Service(FWaaS)をユニバーサルSASEソリューションに統合することで、シームレスな接続、一貫性あるエンドツーエンドの脅威保護、最適なユーザーエクスペリエンスを実現するとしている。