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フォーティネット、FortiManagerとFortiSASEの統合などセキュアネットワーキングポートフォリオの強化を発表

 米Fortinet(以下、フォーティネット)は現地時間4日、セキュアネットワーキングのポートフォリオ全体における統合管理と分析を可能にする、新たなイノベーションを発表した。

 フォーティネットの一元管理ソリューションの「FortiManager」は、FortiGate次世代ファイアウォールの展開(オンプレミスとクラウドの両方)に加え、セキュアSD-WAN、セキュアWLAN/LAN、ユニバーサルZTNAなど全体でエンタープライズネットワークを網羅する。このFortiManagerが、フォーティネットのシングルベンダーSASEソリューションである「FortiSASE」と統合され、ハイブリッドネットワーク全体で一貫したセキュリティ、管理、分析を実現する。

 データセンターおよびクラウド向けハイブリッドメッシュファイアウォールとしては、専用設計のASICテクノロジーとAI/MLを活用した高度なセキュリティによって、ポイント製品を排除し、複雑さを軽減し、さらに高いパフォーマンスを実現する次世代ファイアウォール(NGFW)の新シリーズ「FortiGate 7080F」を発表。FortiGate 7080Fは、業界標準と比較して、ファイアウォールスループットが1Gbpsあたり73%のエネルギー効率を実現しながら、NGFWファイアウォールのパフォーマンスが5倍速く、IPsec VPNスループットが2倍速く、脅威保護が2倍優れているとしている。

 また、新しいポイントベースの消費プログラム「FortiFlex」は、ハイブリッドメッシュファイアウォールの導入や、仮想マシン、FortiGateアプライアンス、SaaSベースのサービスなど、さまざまな製品をサポートする。

 フォーティネットセキュアSD-WANの機能強化では、サイト展開を加速させるオーバーレイオーケストレーションの自動化や、各サイトのグローバルなWANステータスを提供する監視Map View(マップビュー)の再設計などを行った。

 ゼロトラストアプリケーションアクセス制御を提供するフォーティネットユニバーサルZTNAでは、アプリケーションへの継続的なアクセスチェックの一環として、ユーザーベースのリスクスコアリングが提供されるようになった。

 セキュアWLANアクセスポイントファミリーのFortiAPは、フォーティネットのシングルベンダーSASEソリューションと統合できるようになり、SASEとのAP統合を実現した。これにより、APを導入してFortiSASEソリューションにトラフィックを送信し、サイトのすべてのデバイスに包括的なセキュリティを提供するセキュアなマイクロブランチが実現するとしている。