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サイバートラスト、小規模環境向けのシステム監視用仮想アプライアンスと初心者支援サポートを提供

2023年3月31日までの期間限定で

 サイバートラスト株式会社は13日、オープンソースのエンタープライズ向け統合システム監視ソフトウェア「MIRACLE ZBX」を利用して低コストで容易なシステム監視の導入を実現する仮想アプライアンス「MIRACLE ZBX Virtual Appliance V6.0 Lite」(以下、MIRACLE ZBX VA Lite)と、MIRACLE ZBXやZabbixの監視設定を支援するスターターサポートを発表した。いずれも、12月13日から2023年3月31日までの提供となる。

これにより、サプライチェーンセキュリティ対策の観点などから小規模システムの監視を検討する企業を支援するという。

 新製品のうちMIRACLE ZBX VA Liteは、監視対象100台までの小規模システム向けに提供される仮想アプライアンス。Zabbixをベースに機能拡張を行った統合システム監視ソフトウェアのMIRACLE ZBXと、データベース、Webサーバーをパッケージングし、最適化して提供するもので、すでに提供されている仮想アプライアンス「MIRACLE ZBX Virtual Appliance V6.0」と同様の構成となる。

 MIRACLE ZBX 6.0のベースとなるZabbix 6.0では、障害検知後の報告や分析など、運用担当者の作業負荷を軽減して、今後のビジネスの拡張や改善に生かせる機能が拡充されているが、MIRACLE ZBX VA Liteでもこうした機能を利用可能。また、CISのガイドライン「CIS ベンチマーク」に準拠し、各事業者側で必要となっていたセキュリティガイドラインの要件に沿ってOSを設定済みのため、構築工数や初期費用の削減と設定作業の負荷軽減を実現するとした。

 さらには、HA(高可用)ソリューション「MIRACLE FailSafe」がプリインストールされており、万一監視システムがダウンしても、仮想化基盤からは検知できないOSレイヤやアプリケーションレイヤでの障害を検知し、プロセスやOSを自動的に再起動して復旧する仕組みとなっているため、監視を継続できるとしている。

 買い切り型の永続ライセンスで提供され、価格は60万円(税別)。

 一方のMIRACLE ZBXスターターサポートは、初めてMIRACLE ZBXを利用する企業の円滑な導入を支援するサポートパッケージ。障害のアイテムからトリガーまでの設定方法や、障害として検知したいログの設定方法特定の障害について後続システムへの連携方法、指定条件のトリガー設定方法など、MIRACLE ZBX VA Liteのインストール後の問い合わせに対応する。

 問い合わせ件数が5件、10件、15件の3種類のパッケージが用意され、いずれも契約時点から3カ月の問い合わせが可能となっている。サポートレベルは「MIRACLE ZBXスターターサポート SLA」。

 価格は、問い合わせ件数5件のパッケージが39万円(税別)から。なお、MIRACLE ZBXスターターサポートの期間終了後、サイバートラストの障害サポートメニュー(MIRACLE ZBX スタンダードサポート、インシデントサポート)に切り替える場合には、各種メニューを初年度特別価格で契約できるとのこと。