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サイバートラスト、クラスタ化した監視アプライアンス環境の構築・サポートを支援するサービス

MIRACLE CLUSTERPRO Xを活用

 サイバートラスト株式会社は2月28日、統合システム監視ソフトウェアのサーバーをクラスタ化したアプライアンス環境を構築するとともに、その導入や運用を支援する「MIRACLE ZBX クラスターアプライアンス構築&サポートサービス」を提供開始すると発表した。

 「MIRACLE ZBX クラスターアプライアンス構築&サポートサービス」は、オープンソースの統合監視ソフトウェア「MIRACLE ZBX」のサーバーをクラスタ化して監視システムの可用性を向上させ、監視対象の障害や異常値を見逃すことなく、システム全体の安定した稼働を支援するサービス。

 VMware ESXiを含む各種の仮想化基盤だけでなく、クラウドや物理サーバーなど、Red Hat Enterprise Linux(RHEL) 8系のOSが動作するプラットフォームに対応し、企業が導入したい任意の環境に向け、統合システム監視に最適化されたアプライアンス環境を構築、クラスタ化して提供する。

 サイバートラストではNECから、システムの障害を監視して、障害発生時には健全なサーバーに業務を引き継ぎ、高可用性を実現するHA(高可用性)クラスタリングソフトウェア「CLUSTERPRO X」のOEM提供を受け、「MIRACLE CLUSTERPRO X」として提供しているが、クラスタ化には、このMIRACLE CLUSTERPRO Xを採用した。

 提供する環境はアクティブ/スタンバイ固定で、ディスク構成に関しては、1)1つのディスクを2つのマシンで共有する共有ディスク構成、2)稼働系へのディスク書き込みを待機系のディスクへミラーリングするミラーディスク構成――の2つから選択できる。

 構築サービスの価格(税別)は64万円から。一方のサポート費用は、初年度が249万円、次年度以降が年間180万円。ミラー構成の場合は、初年度297万円、次年度以降が年間189万円となる。また、統合ビューワー、MIRACLE MessageHandlerを利用する場合には、156万円のSuiteオプションが必要となる。