ニュース

クラウド型人事労務システム「freee人事労務」、健康保険組合向けの電子申請に対応

 freee株式会社は9日、クラウド型人事労務システム「freee人事労務」をアップデートし、健康保険組合向け電子申請に対応したと発表した。

 人事労務関連の業務で扱っている、月額変更届や賞与支払届といった書類に変更が発生した際には、年金事務所と健康保険組合への届け出が必要になる。今回アップデートが行われたfreee人事労務は、勤怠管理、給与計算から年末調整・労務手続きまで、ひとつのデータベースを基点に一元管理できるクラウド人事労務サービスで、従来、年金事務所向けの電子申請には対応していたものの、健康保険組合向けには対応していなかったという。このため、紙やCD-ROMで別送する必要があったものの、今回のアップデートによって健康保険組合向けの電子申請にも対応したため、この別送作業が不要になるとのこと。

 また申請は、新たなアプリケーションを立ち上げることなく、freee人事労務の画面内で実行可能なほか、月額変更届や算定基礎届の書類を作る際も、給与データとひも付いているので、それらの入力を省け、申請までのスムーズな処理や転記などに伴うミス、漏れを防げるとしている。

 さらにfreee人事労務では、gBizIDを利用してマイナポータル経由で申請を行うため、申請費用がかからない点も特長とした。