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freee、人事労務業務のクラウドサービス「人事労務 freee」を発表、2017年初夏に提供予定

「人事労務 freee」

 freee株式会社は22日、HR(Human Resources)分野における新サービス「人事労務 freee」を発表した。

 freeeでは、同社が実施した調査によると、人事労務担当は労務リスクへの対応を一番の課題と感じているが、そうした業務に時間を割けている企業は35%にとどまっていると説明。その大きな原因の1つが業務フローの複雑さで、50~500人規模の企業では、人事労務に平均3名の担当者が平均4個のシステムを紙と組み合わせて利用しており、その結果、業務に大きな非効率性や労務リスクが生まれているとしている。

 こうした課題を解決するサービスとして、freeeでは従来提供してきた「クラウド給与計算ソフト freee」の機能を大幅に追加し、クラウドで労務管理を一気通貫できる新サービスとして「人事労務 freee」を提供。これにより、人事・労務に関する業務を一気通貫させ、従業員データの一元管理と、効率化された労務管理を実現する。

 「人事労務 freee」では、勤怠情報や従業員情報を始めとした入力業務を行うことで、人事労務業務の核となる計算作業を自動化。さらに、入退社手続きや法定三調簿などの労務手続きを始めとした書類を自動出力し、そのまま電子申請することも可能になる。

 サービスは、労務に必要な行政手続の強化、勤怠管理機能の拡充、人事マスターとして活用できる機能の追加などを行い、2017年初夏に提供開始を予定する。