ニュース

アビームコンサルティングとGXコンシェルジュ、サステナビリティ経営支援サービスの第三弾「サステナビリティ機能高度化サービス」を提供

 アビームコンサルティング株式会社と株式会社GXコンシェルジュは4日、サステナビリティ情報開示基準(SSBJ)への対応を起点に、企業のサステナビリティ経営を実現する包括的支援サービスの第三弾となる「サステナビリティ機能高度化サービス」を提供開始した。

 サステナビリティ機能高度化サービスは、サステナビリティ経営の実装に必要な「機能(役割・権限・意思決定プロセス)」「業務(BP・非財務決算)」「IT(データ基盤)」「内部統制(IT統制、業務処理統制)」を一体で再設計・整備し、法定開示対応とサステナビリティ経営の高度化の両立を支援するサービス。これまで提供してきた第一弾・第二弾の支援で明らかになった課題を踏まえ、制度対応にとどまらず、意思決定に生かせる実装可能な経営基盤として構築・運用できる状態まで伴走する。

 アビームコンサルティングとGXコンシェルジュは、サステナビリティ経営を実務として動かし、成果を創出するためには、マテリアリティ(経営重要課題)を特定し、リスク・機会の財務影響を評価した上で、KPIと目標を設計し、継続的にモニタリングして、経営の意思決定プロセスに結びつけることが不可欠だと説明する。合わせて、業務負荷を抑えながら継続運用していくために、業務の見直しやデジタル活用を進めるとともに、法定開示や限定的保証を見据えて、内部統制が適切に機能する状態を整えることも重要だとしている。

 両社はこれまで、第一弾のサービス「SSBJ/ESRSクイックアセスメント」で現状把握と課題の可視化を、第二弾のサービス「SSBJ保証準備・開示伴走支援」で保証前提の実務・統制整備を支援してきた。その支援の中で、主に温室効果ガス(GHG)などの情報収集を優先してITシステム導入が先行し、導入後に「どのように経営判断に生かすか」の目的や設計が不十分なまま、システムの機能を活用しきれず、投資効果が得られにくいケースがあることが見えてきたという。

 こうした課題を解決するには、規制対応にとどまらず、経営(戦略・指標と目標設定・財務影響)と業務、ITデータ基盤、内部統制を一体で設計し、経営戦略の検討から実行までを支える“実装可能な経営基盤”として構築・運用することが重要だとして、こうしたニーズに応えるために「サステナビリティ機能高度化サービス」を提供開始する。

 サステナビリティ機能高度化サービスは、SSBJが定める基準への対応を起点に、サステナビリティ経営の高度化に必要な「機能・業務・IT・内部統制」を一体で整備し、開示対応と経営実装の両立を支援する。

 各組織の機能・業務再定義、業務プロセス改革(BPR)支援では、各部門の役割・権限、意思決定プロセスを再定義し、To-Be業務フローを設計する。非財務決算(開示・分析)まで含め、運用に耐えうる形へ最適化する。

 データ設計・分析パターン定義、IT導入企画・ソリューション選定支援では、KPI、分析パターン、必要データを起点に、収集から承認、証跡の要件を定義する。ITの基本要件からソリューション候補の比較、全体アーキテクチャ、必要に応じたAI活用を含む導入ロードマップ策定まで支援する。

 内部統制(IT統制・業務処理統制)の整備・運用支援では、業務記述書、業務フロー、リスクコントロールマトリックス(RCM)などの関連文書を整備し、試行的な運用検証から課題の是正・定着まで伴走する。

 代表的なアウトプットとしては、「機能・業務」関連ではSSBJ対応およびサステナビリティ経営に関連する部署の機能・役割分担一覧や、業務マニュアル・フローチャート。「データ・IT」関連では、データ分析パターンと必要データの定義、ITシステムの基本要件、ITソリューションが具備すべき機能一覧、推奨ITソリューション、システム全体像、導入ロードマップ。「内部統制」関連では、リスクコントロールマトリックスや全社統制・業務処理統制一覧を提供する。

 これらの支援により、成果につながる指標設計と効果検証を通じて、投資や見直しの判断の質を高めるとともに、手作業やExcel中心の運用を減らし、データ・IT(必要に応じてAI)を活用した効率的な業務運用を実現する。合わせて、作成過程の可視化や証跡の整備により開示情報の信頼性を高め、手戻りや誤りの発生を抑制する。さらに、将来の基準改訂や保証範囲の拡大にも対応しやすい汎用的な設計とすることで、継続的な拡張や横展開を可能にする。

 アビームコンサルティングとGXコンシェルジュは、両社の専門性と実績を結集し、制度対応を超えて、企業の持続可能な成長と社会全体のサステナビリティ向上に貢献していくとしている。