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請求書受領サービス「バクラク請求書」、支払調書の作成補助機能を強化

年末年始に発生する経理業務の負荷軽減を支援

 株式会社LayerXは2日、クラウド型請求書受領サービス「バクラク請求書」(旧称:LayerX インボイス)において、「報酬、料金、契約金及び賞金の支払調書」(以下、支払調書)の作成補助機能を強化したと発表した。これにより、年末年始に発生する経理業務の負荷軽減を支援する。

 バクラク請求書は、請求書特化型のAI-OCRと会計ソフトとの連携機能によって、手入力ゼロの請求書処理を実現するクラウド型の請求書受領サービス。このバクラク請求書では、従来、源泉所得税の自動計算および源泉所得税に関する仕訳の自動起票機能や、源泉所得税のレポート機能を提供し、業務委託先などへの報酬支払いに伴う業務の負荷を軽減してきたが、今回は支払調書作成補助機能が強化され、年末年始に控える支払調書の作成・発行業務の負荷をさらに軽減できるようになったという。

 具体的には2つの強化が行われた。

 1つ目の強化では、取引先マスタに取引先の住所を登録可能になった。郵便番号を入力すると、住所の入力支援機能により町名まで自動で入力補完されるほか、CSVインポートによる住所の一括登録にも対応する。

 なお、「freee会計」や「勘定奉行クラウド」といった他社の会計サービスを利用している場合、バクラク請求書でこれらのサービスとのマスタデータ同期を行うと、連携先サービスの取引先マスタに登録している住所情報が、バクラク請求書の取引先マスタに同期されるとのこと。

 ただしfreee会計との連携では、バクラク請求書の取引先マスタに取引先住所を登録すると、freee会計の取引先マスタに自動で住所情報が同期されるとしている(バクラク請求書・freee会計ともに、バクラクに登録している取引先住所となる)。

取引先マスタに、取引先の住所を登録可能になった

 2つ目の強化では、源泉所得税レポートのCSV出力機能がアップデートされ、支払調書の作成に必要な情報が出しやすくなった。この強化により、従来の取引先別・支払月別の費用額・源泉所得税額に加え、新たに取引先別の住所・法人番号が出力可能になっている。