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LayerXの請求書受領サービス「バクラク請求書」、取引先の法人情報を自動取得する新機能を提供

取引先名から適格請求書発行事業者かどうかを自動判定

 株式会社LayerXは27日、クラウド型請求書受領サービス「バクラク請求書」において、取引先の名称を用いて、取引先の各種法人情報を自動で取得・サジェストする機能を開発したと発表した。これを活用すると、適格請求書等保存方式(以下、インボイス制度)の開始に向け、取引先の各種法人情報を検索・収集する業務を数秒程度に短縮可能になるという。

 バクラク請求書は、請求書に特化したAI-OCR機能と、会計ソフトウェアとのシームレスな連携により、請求書処理業務の省力化を支援するクラウド型請求書受領システム。仕訳データや振込データの自動生成機能を備えているほか、電子帳簿保存法やインボイス制度への対応業務もサポートするという。

 今回は同サービスにおいて、取引先の名称から法人番号や住所をはじめとする各種法人情報を自動で取得し、サジェストする機能を新たに追加した。経理業務では、取引先に関する各種法人情報を取得し、使用する場面が複数発生するが、この機能により、バクラク請求書内で各種法人情報を検索して、各種情報の取得・登録が完結するようになるため、作業の効率化が図れるとした。

 例えば、年末の支払調書作成において、支払いを受ける取引先の名称や住所、法人番号等の情報をそろえる必要があるほか、仕入控除を受けたい事業者においては、10月のインボイス制度開始に向け、取引先の適格請求書発行事業者登録番号を事前に確認する業務の発生が見込まれるとのことで、LayerXでは、こうした際の作業効率化が図れるとそのメリットを説明している。