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IIJ、ローカル5G向けeSIMプロファイルを1つから発行できるソリューションを提供
2026年2月19日 13:06
株式会社インターネットイニシアティブ(以下、IIJ)は18日、ローカル5Gに対応したeSIMプロファイルを1つから発行できるソリューションを提供開始した。
ローカル5G対応のeSIMプロファイル発行には、業界団体(GSMA)から認定された専用サーバーを用いて配布する必要があるため、小ロットのプロファイルを発行するケースでは採算が合わないという課題があった。提供するソリューションでは、プロファイル発行に伴う手間とコストを大幅に削減し、iPhoneやiPadなどeSIM専用端末を使って小規模からローカル5Gの活用を検討する工場、大学、自治体、およびインテグレータなどの顧客を支援する。
IIJでは、eSIM専用端末が増えていることから、ローカル5Gの利用でもeSIMプロファイルが必要なケースが次第に広がっているが、eSIMプロファイルは配布サーバー(SM-DP+サーバー)の構築・運用のほか、GSMAによる継続的な監査による認定、プロファイル開発などの手間とコストがかかる上、最小ロットの要件が高いため、特に小規模な利用者の環境では採算が合わず、大きな導入障壁となっていたと説明する。
こうした課題に対し、IIJでは仏タレスの「Thales eSIM as a Service」を採用し、事前定義されたeSIMプロファイルを、小規模な試験からパイロット、さらに本格展開まで幅広い用途で利用できる形で提供する。これにより、配布サーバーの導入やプロファイル開発が不要になり、ローカル5G対応のeSIMプロファイルを発行できるようになる。
ソリューションでは、ローカル5G SA(Stand Alone)に対応したeSIMプロファイルを、必要数量に応じて1つから柔軟に発行できる。5G SAで追加された加入者情報(IMSI)の秘匿化機能(SUCI)に対応したプロファイルが発行でき、同機能はiPhoneおよびiPadをローカル5G環境で使用する場合に必要となる。
ソリューションの主なユースケースとしては、工場や倉庫におけるAGV/AMR(自律ロボット)の安定利用や、学校や自治体などでの汎用端末を利用した広域接続、Wi-Fi APの大量設置を避けつつ広域・高速・安定通信を確保したい現場、スタジアムやイベント会場における専用コンテンツの配信などを挙げている。
サービスの提供価格は、プロファイル発行・基本手数料が10万円、プロファイル発行単価が1プロファイルあたり5000円。月額費用は0円。
