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バクラク請求書とfreee会計、適格請求書発行事業者の登録番号のAPI相互連携を実現

 株式会社LayerXは30日、インボイス制度対応に向けて、自社のクラウド型請求書受領システム「バクラク請求書」と、freee株式会社のクラウド型会計システム「freee会計」との間で、適格請求書発行事業者の登録番号(以下、登録番号)のAPI相互連携を実現したと発表した。

 2023年10月から開始されるインボイス制度に対応するための準備として、取引先が適格請求書発行事業者かどうかや、登録番号の確認・更新などの業務が求められている。また複数の製品・サービスを用いて業務を行っている場合は、各製品・サービスでそれぞれ取引先マスタをメンテナンスすることになるため、その作業負荷の軽減が課題となっていた。

 今回のアップデートにより、バクラク請求書とfreee会計の双方を利用しているユーザーは、freee会計に登録された取引先の登録番号を、ワンクリックでバクラク請求書に取り込めるようになった。逆に、バクラク請求書からfreee会計へ取引先の登録番号を連携することも可能なほか、取引先が適格請求書発行事業者に該当するかどうかという確認結果の連携も可能になっている。

 LayerXでは、この相互連携により、freee会計とバクラク請求書の取引先マスタのメンテナンスがいっそう簡単になり、インボイス制度の準備業務効率化が期待されると、効果をアピールした。

 またバクラク請求書は、法人取引先名から法人番号および登録番号を自動推測し、登録番号の有効性も自動で判定する機能を実装しているので、登録番号を取引先に確認したり、国税庁のサイト等で調べたりする手間を削減でき、手入力なくマスタ管理を行えるとのことだ。