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ウイングアーク1stのBIダッシュボード「MotionBoard Ver.6.3」、カメラ連携機能を新たに搭載

数値データとカメラ映像の組み合わせで、製造・建設現場の動作分析などが可能に

 ウイングアーク1st株式会社は11日、BIダッシュボード「MotionBoard」において、カメラとの連携機能を搭載した新版「同 Ver.6.3」を、同日より提供開始すると発表した。

 MotionBoardは、データ活用に必要な機能を1つのプラットフォームで提供するBIツール。社内に散在するさまざまなデータと接続して意思決定に必要な情報を集約し、多様な形式でわかりやすく可視化できるため、属人化しやすい集計・分析業務を誰でも気軽に行えるようになるという。また、オンプレミス版とクラウドサービス版(MotionBoard Cloud)が提供されており、企業が必要な形態で活用できるとのこと。

MotionBoard Ver.6.3のダッシュボード画面例

 今回の新版では、新たにカメラ連携機能を実装。NVR(ネットワークビデオレコーダー)、VMS(ビデオマネジメントシステム)から動画を取得し、ダッシュボード上に表示できるようになった。数値データで検出したイベント発生時の映像を瞬時に確認することが可能だ。

 またクラウドサービス版のMotionBoard Cloudでは、カメラを直接接続し、MotionBoard Cloud内でカメラ映像を録画・保存・再生する機能を搭載したため、映像を保存するためのストレージやNVRサーバーの設置・運用・拡張が不要になった。利用者はインターネット越しにて、映像の確認を行えるとのこと。

MotionBoard Ver.6.3のダッシュボード画面例

 さらに今回は、過去データを含め、時系列の変化を3Dで表現できる新機能が実装されており、製造現場や倉庫における物量の変動の推移を、指定時間にさかのぼって状況を視覚的に把握する、といったことも可能になっている。

 このほか、設計書出力機能の強化により、ダッシュボードの設定変更による差分を設計書で把握できるようにした。これによって、ダッシュボードの開発やメンテナンスにおける生産性が向上するとしている。