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キヤノンITS、教育機関向け統合ID管理ソリューション「in Campus ID」を提供

 キヤノンITソリューションズ株式会社(以下、キヤノンITS)は29日、教育機関向けソリューション「in Campusシリーズ」の新しいサービスとして、教育現場に特化した統合ID管理ソリューション「in Campus ID」を7月1日に提供開始すると発表した。

 キヤノンITSでは、同社が文教市場で培ったIT基盤システムの開発・構築・運用の技術ノウハウ、豊富な実績をもとに、独自開発した教育支援情報のプラットフォームをin Campusシリーズとして提供している。

「in Campus ID」概念図

 in Campus IDは、学内サービスおよびSaaSのアカウント/パスワードを一元管理する機能や、パスワード帳票発行機能、教育現場を意識したIDライフサイクル管理機能などを提供するサービス。ID管理のほか、学内ネットワーク環境に接続する端末の管理機能も備え、教育現場における運用シーンに対応したIDライフサイクル管理に対応する。

 標準機能として、「ID/パスワードの一元管理」「Microsoft 365やGoogle Workspaceアカウントとの連携」「学生配布用パスワード帳票の発行」などを搭載するとともに、標準カスタマイズサービスとして「IDライフサイクル設定」「画面カスタマイズ」「アカウント一覧表示のカスタマイズ」などを提供。また、教育現場で求められることが多い「ネットワーク接続用の端末登録」や「多要素認証」などの機能についても、製品ロードマップに合わせてオプションとして順次機能拡充していくとしている。

 in Campus IDの価格はオープン。キヤノンITSは、これまで培ってきた教育現場での知見と経験を生かすことで日本の教育をITで支えていくとしている。