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キヤノンITS、授業支援クラウド「in Campus Scan」の製品連携やOCR認識精度などを強化

 キヤノンITソリューションズ株式会社(キヤノンITS)は26日、教育支援情報プラットフォーム「in Campusシリーズ」のラインアップである授業支援クラウド「in Campus Scan」において、他のin Campusシリーズとの連携機能の強化、OCR文字認識精度の向上などを行った新版を提供開始したと発表した。

 in Campus Scanは、教員が採点したテストやレポートなどをスキャンしてアップロードすることで、手書きの採点部分や学籍番号、氏名をOCRによって読み込み、学生情報のリストと照合して採点結果を自動集計できるシステム。学習成果や成績処理の業務効率化が期待できるという。

 今回の新版では、in Campus Scanの読み取り結果画面から、読み取り結果を学習管理システム「in Campus LMS」にまとめてアップロード可能になった。これにより、採点結果の集計から、学生への採点済みテスト/レポートの返却までをスムーズに行えるようになったという。

 また、OCR文字認識精度の改善が行われ、文字同士の間隔が詰まっていたり、重なっていたりする場合の認識精度を向上。ノイズやかすれ文字、多様な筆跡に対する頑健性も向上した。

 さらに、用紙の読み取り項目ごとに、枠有り/枠無しの設定を可能にし、読み取り精度を向上させたとのこと。なお、枠無し項目は位置や大きさに応じて柔軟に文字を検出する一方で、枠有り項目では、記入枠を正確に切り出すことにって高精度な認識を可能にしている。

 このほか今回は、製品自体をマイクロサービス化され、プライベートクラウド/ハイブリッドクラウドへの導入、開発が容易になったとしている。