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キヤノンITS、多彩な機能の教育情報プラットフォーム「in Campus」
(2014/6/26 13:18)
キヤノンITソリューションズ株式会社(以下、キヤノンITS)は24日、教育支援情報システムを構築するためのプラットフォーム製品「in Campus」を開発したと発表した。
キヤノンITSは、2013年4月に本格稼働した明治大学の教育支援情報システム「Oh-o! Meijiシステム」の全面刷新を担当し、全学3万ユーザー規模で活用される新システムを独自開発した。このシステムをベースにより小規模でも導入できるプラットフォームとして開発したのが「in Campus」。
学校情報発信の窓口となる「ポータル」と、授業シーンで利用される「LMS(学習管理システム)」を中心に、「シラバス」「ポートフォリオ」「学内コミュニティ」をパッケージにしている。
「ポータル」は、学内に流通する情報を統合管理し、学生・教員・教務スタッフが情報を共有・発信するためのツール。事務・教職員からの「お知らせ機能」、学年歴やイベントを表示する「カレンダー機能」、自分の時間割を確認できる「時間割/出講表機能」および「休講情報機能」、全学もしくは対象を特定できる「アンケート」などを備える。標準で日英2カ国語、オプションで多言語にも対応する。
「LMS」では、「レポート提出」「資料配付」「出欠確認」「ディスカッション」「小テストにも使えるアンケート」といった機能が利用可能。
「シラバス」では、教員によるWebでの直接入稿、事務局による入稿、外部ファイルのアップロードによる一括入稿などに対応し、手間のかかったシラバス制作を省力化する。シラバスデータはePUB形式にも変換できる。
「学内コミュニティ」は、授業の枠を超えたコミュニティサイトを構築し、サークル・ゼミなどの情報共有ツールとして利用可能。「ポートフォリオ」はin Campus内での行動を記録。自分の活動を振り返り、就職活動でのアピールにも利用できる。
このほか特徴として、低価格でスモールスタートできる点や、学内の基幹システムやデジタルサイネージなど他システムとの連携も容易な点、簡単に操作できるユーザーインターフェイスなどを挙げている。一部機能に制限があるが、スマートフォンにも対応する。
キヤノンITSでは、同製品を使用して、2014年7月からの3年間で30校へ教育支援情報システムの導入を目指す。