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NTT-AT、Webサイト内でFAQやチャットボットを運用する自治体向けソリューションを提供

テンプレートにより迅速な導入を支援

 NTTアドバンステクノロジ株式会社(NTT-AT)は27日、自治体がWebサイト内でFAQやチャットボットを導入・運用するためのソリューション「テンプレート付FAQ&チャットボットMatchWeb」を発表した。7月から、市区町村に向けて提供を開始する。

 「テンプレート付FAQ&チャットボットMatchWeb」は、コールセンター向けソリューション「MatchContactSolution」の総合コンタクトセンターでの運用ノウハウから生まれた、市区町村に特化したFAQ&チャットボット。「MatchWeb FAQサイト」と「MatchWebチャットボット」の両機能から構成された。

 このうちMatchWeb FAQサイトでは、市区町村のWebサイト上で住民から多く寄せられる「よくある質問(FAQ)」をカテゴリ別に見やすく整理した一覧、ならびに検索機能が提供され、住民が目的の回答を素早く探し出せるように支援するという。

 また今回は、自治体向けテンプレート(FAQツリー、およびコンテンツ)が提供されるので、市区町村にて新たにFAQを作成する場合は、このテンプレートを活用すると、職員による初期導入準備の手間、および期間が大幅に軽減できるとのこと。

 一方のMatchWebチャットボットは、自治体ページに追加されたチャットボットで、住民は、親しみやすいチャットのインターフェイスを通じてFAQを検索できるようになる。従来のチャットボットシステムの多くは、チャットによる応対の内容を構造化したシナリオの作成が必要だったが、MatchWebチャットボットでは、MatchWebのFAQツリー構造を用いることで、チャットボット専用シナリオの作成なしにチャットボットを提供可能。運用中のFAQの更新や新規FAQの追加も簡単に行えるとした。

 さらにMatchWeb FAQサイトとMatchWebチャットボットは、共通の管理画面にてFAQの更新を行うだけで情報を更新できる点も特徴とのことだ。

 なお今回は、3カ月の無償トライアルも提供され。市区町村で利用イメージや導入効果を試した上で購入を検討できるようにした。