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チャットボットで知りたい内容の検索を支援――、NTT-ATがFAQシステム「MatchWeb」を強化

 NTTアドバンステクノロジ株式会社(以下、NTT-AT)は8日、FAQ公開・管理システム「MatchWeb」のオプションとして、株式会社バイタリフィのAIチャットボット「FirstContact」を利用したチャットボットサービスを提供開始すると発表した。

 MatchWebは、企業の「お客さま相談室」「カスタマーサポート窓口」などの各種コールセンターに寄せられるFAQを、簡単にWeb公開・管理できるFAQ公開・管理システム。顧客がコールセンターに問い合わせをする前に、Web上で自己解決できるよう、カテゴリ別に見やすく整理されたFAQ一覧を提供するほか、検索機能によって顧客が探している答えを素早く提示できるという。

 今回提供するチャットボットサービスは、同製品とバイタリフィのAIチャットボットであるFirstContactを連携させたもの。対話形式の質問によって顧客が知りたい内容を絞り込み、最適な回答を自動提示できるとした。

 また、FAQデータはMatchWebでツリー構造に分類して一元管理されるので、FAQデータ管理者のメンテナンス負荷を軽減。また、ツリー構造に沿ってチャットボットが対話形式で質問していく仕組みのため、複雑なシナリオを作成する必要もないとのこと。

 さらに、NTTグループのAI技術「corevo(コレボ)」を用いた、言葉の揺らぎを吸収する高精度な自然文検索(あいまい検索)に対応しており、言い回しを変えた複数パターンの質問文を作成しなくても、精度の高い検索が可能としている。

 なお、SNS連携機能(オプション)を利用すると、LINEやFacebook Messengerでの利用にも対応する。