ニュース

企業間データ連携ツール「ASTERIA Warp」新版、クラウド対応強化やOAuth認証対応などを実施

 アステリア株式会社は、企業間データ連携(EAI/ESB)ソフトウェア「ASTERIA Warp」シリーズの新版「イコスティ」を、6月24日より提供開始すると発表した。なおイコスティとは、ギリシャ語で「20番目」の意味である。

 ASTERIA Warpは、異なるコンピューターシステムのデータを、ノンコーディングで連携できるミドルウェア製品。

 今回の新版では、まず、企業での活用が広がるクラウドサービスとの連携機能を強化した。Google Cloud Storage(GCS)コンポーネントの機能拡張により、均一なバケットレベルアクセスに対応したほか、Microsoft Azureのファイル共有(Azure Files)コンポーネントが追加され、ファイルのダウンロード/アップロード機能が追加された。またAmazon Web Services(AWS)コンポーネントでは、クラウド上の個人権限を一時的に付与可能とするAssume Role機能の拡充を実施している。

 加えて、一部のクラウドサービスでは、ID/パスワードを用いた従来の基本認証から2段階認証などへの置き換えが進んでいることから、セキュリティ開発の標準として推奨されている新たな認証方式「OAuth 2.0」を標準機能としてサポートした。フローサービスの標準機能としてOAuth認証に対応しており、Exchange OnlineやGmailとのメール送受信・メール監視が可能となっている。