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アステリア、OBC、鈴与シンワートの3社、「奉行クラウド」と他システムとのAPI連携を可能にする新サービスを提供

 アステリア株式会社、株式会社オービックビジネスコンサルタント(以下、OBC)、鈴与シンワート株式会社の3社は5日、OBCのクラウド型業務アプリケーション「奉行クラウド」とさまざまなシステムとのAPI連携を行える、サブスクリプション型データ連携サービス「TASUKE for 奉行クラウド」を提供開始すると発表した。

 TASUKE for 奉行クラウドは、専門知識がなくてもノーコードで設計・開発が可能なアステリアのEAIツール「ASTERIA Warp」を利用し、さまざまなシステムと奉行クラウドの13製品とのAPI連携を実現するもの。連携システムや連携項目を限定することなく、奉行クラウドへのデータ入出力が可能となるため、より汎用的かつ手軽にデータ連携を行えるという。

 具体的には、奉行クラウドの「データ出力」「データ登録」「登録結果取得」の3機能が搭載されているため、データ連携の範囲が格段に向上するとした。

 また、自社のオンプレミスサーバーやクラウドサーバーはもちろん、鈴与シンワートが提供するIaaS「S-Port Cloud Vシリーズ」での利用に対応する。同シリーズは、鈴与シンワートの自社所有データセンター「S-Port」にて提供されている、高セキュリティかつ可用性・耐障害性の高いクラウドサービスで、奉行シリーズ導入に必要なOS、Office、データベースを装備し、奉行シリーズの導入作業もあわせて提供可能とのことだ。さらに鈴与シンワートでは、奉行シリーズのAPI開発や、奉行シリーズをベースにした人事給与BPO(ビジネスプロセスアウトソーシング)も提供できるとしている。

 参考価格は、ASTERIA Warp Coreと奉行クラウドアダプターの利用料を含め、月額3万8500円から。別途、初期導入費用も必要となる。