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デロイト トーマツとOutSystemsジャパンが協業、ローコード開発基盤によるシステムモダナイゼーションを支援

 デロイト トーマツ コンサルティング合同会社(以下、デロイト トーマツ)は2日、OutSystemsジャパン株式会社と、同社のローコード開発プラットフォーム「OutSystems」の導入による、企業のシステムモダナイゼーションに関して協業開始したと発表した。

 昨今の企業においては、従来のウォーターフォール型の開発手法による開発長期化が、人的コストの増大、成果物と市場要求のミスマッチを招くほか、外部ベンダー任せの品質管理、開発プロセスの不統一などの理由により、「ビジネスの意思決定に基づき、柔軟かつ迅速、より正確にシステム構築と市場へのサービス投入が行われる」といった、ITシステムの理想像とは乖離(かいり)してしまっているという。

 そこでデロイト トーマツは今回、ローコード開発プラットフォームの企業ITシステムへの導入を推進することで、こうした企業の課題解決を支援すべく、OutSystemsジャパンと協業。同社の「OutSystems」を用いた企業のシステムモダナイゼーションやデジタルトランスフォーメーション(DX)を支援するとした。

 なお今回の協業では、デロイト トーマツがグローバルで蓄積してきたローコードソリューション活用の知見をもとに、構想策定から導入までをサポートするとのこと。特に、高度なITスキルを持たなくとも設計開発が可能なローコードプラットフォームだからこそ、開発者を束ねる観点から統制が必要になると指摘。そのための専門組織(CoE:Cener of Excellence)の立ち上げなども支援するとしている。

 一方のOutSystemsジャパンは、自社製品を用いたローコード開発の支援を行うとのことだ。