TIS、ローコード開発基盤「OutSystems」の導入・活用を支援するサービス

　TIS株式会社は15日、ローコード開発基盤製品「OutSystems」のエンタープライズでの活用を支援するため、「OutSystems導入支援サービス」を提供開始すると発表した。

　OutSystemsは、大規模／エンタープライズ向けのWebアプリケーションやモバイルアプリケーションを視覚的に開発できる、ローコード開発プラットフォーム。

　このOutSystemsに代表されるローコード開発は、従来の開発手法と比べて高い生産性を持ち、かつ各種AIやモバイルなど、ITの高度利用を実現する最新技術を取り込みやすいことから、次世代のシステム基盤として注目が集まっている。しかし、プロジェクト、構築システム、ローコード開発基盤、それぞれの特質を深く把握し、適切にプロジェクトのアプローチ、マネジメント方針に反映しないと、うまく効果を導出できないといった結果を招きかねないという。

　そこでTISでは今回、SIerとして長年培ってきたエンタープライズ向けシステム導入のノウハウと、OutSystemsの構築経験から、プロジェクトのタイプ別のベストプラクティスをテンプレート化。これをベースに、計画立案から運用保守までをトータルに支援するOutSystems導入支援サービスを提供するとのこと。サービスでは、現行踏襲型のシステム刷新からアジャイルによる新たなシステムの構築まで、さまざまなシステム開発パターンに対応できるとした。

　具体的なメニュー例としては、OutSystems導入/展開プロジェクト計画立案の支援を行う「プランニング」、システム化要件の実現性や生産性を検証する「PoC」、OutSystems開発におけるテクニカルコンサルティング、OutSystemsによるシステム開発を行う「システム構築」、運用保守サービスなどが示されているが、各メニューにおける内容は、要件に応じて柔軟にカスタマイズ可能としている。

　TISでは、OutSystems導入支援サービスに加え、今後3年間で、OutSystemsをベースに、昨今キーワードとなっているアフターマーケット戦略や物流現場改革に寄与する業種特化型のサービスをラインアップしていく考えだ。