ニュース

インサイトテクノロジー、データマスキングツール「Insight Data Masking v2.8」を提供 AzureやSQL Serverに対応

 株式会社インサイトテクノロジーは5月31日、データマスキングツール「Insight Data Masking」の新版「同 v2.8」を提供開始すると発表した。新たにMicrosoft Azure、Microsoft SQL Serverをサポートしている。

 Insight Data Maskingは、データのユニーク性、参照性整合性などのデータの論理的特性と、データのカーディナリティ・分布などのデータの統計的特性を維持したままデータ変換を行えるデータマスキングツール。本番データ同等のマスキングデータでシステムテストや性能評価テストを行えるという。

 またフリーテキストマスキング機能により、メール本文やチャットなどの文章、CRMの応対記録・メモ欄などに含まれるテキストデータ内の個人情報(氏名や住所、電話番号など)を、自社開発AI「Insight Asir」で検出し、匿名化・秘匿化を行うこともできる。

 今回の新版では、この「Insight Asir」の日本語に対する認識精度を高め、より多くの場面で利用可能になった。

 さらに、利用可能な環境を拡充しており、クラウドサービスはAmazon Web Services(AWS)に加えて、新たにMicrosoft Azureをサポートした。各クラウドサービスのコンソールから数クリックでInsight Data Maskingを利用できるという。

 一方、データベースへのマスキングではMicrosoft SQL Serverに対応したことで、すでにサポートしているOracle DatabaseやPostgreSQL、MySQLとあわせ、業務システムとしての利用機会が多い主要な4つのデータベースすべてをサポートしたとしている。