インサイトテクノロジー、個人情報などのデータマスキングツール「Insight Data Masking」新版を提供

　株式会社インサイトテクノロジーは12日、個人情報など保護すべき情報のデータマスキングツール「Insight Data Masking」に、フリーテキストマスキング機能を追加したv2.5の提供とサポートを開始したと発表した。

　Insight Data Maskingは、システム開発、データ分析、クラウド移行のためのデータマスキングツール。本番環境からリストアされた開発用データベースをシステムテストに利用する機会において、個人情報など保護すべき情報を含む場合に、Insight Data Maskingを用いて作成したマスキングデータにより、本番環境と同等のアプリケーションの機能テスト・性能評価テストが可能になる。

　新バージョンとなるv2.5では、テキストデータ内に存在する個人情報などの機密情報に該当する単語を自動検出し、匿名化を行う「フリーテキストマスキング」機能を追加した。

　フリーテキストマスキング機能により、メール本文、チャットのテキスト、CRMなどの対応履歴・メモ欄といった、テキストデータ内の個人情報や機微情報を、インサイトテクノロジーが提供するAI「Insight Asir」で自動検出し、リアルタイムかつ高速に匿名化・秘匿化し、保護できる。

　これにより、データベースや複数のファイルに対しての一括データマスキングや、スケジュール管理による定期的なマスキングが可能。クラウド環境でもオンプレミス環境でも実行可能で、クラウドにデータを送信する前に機微なデータの保護を行える。

　また、HTTPプロトコルで呼び出し可能なWeb APIも提供しており、外部のプログラムやサービスからマスキングしたいデータを連携するだけで、マスキングされたデータをリアルタイムかつ高速に取得できるようになる。

フリーテキスト内の個人情報検出